それが一番の問題

概要は後からついてくる

陽炎の。 藤沢 周

2009年07月14日 | 
陽炎の。 (文春文庫)
藤沢 周
文藝春秋

このアイテムの詳細を見る


良くできた悲しい歌を聴くと悲しくなる。

この短編集を読むのは恐い。
自分が、この本にでてくる主人公に日々近づいている気がするから。

それだけ優れた短篇だってことだ。

「箱崎ジャンクション」の時も思ったけど、藤沢周さんの精神力には脱帽。
よくもこんなに恐い「現実」ってヤツと向かい合えたものだ。

僕も真正面から見据えないといけないんだけど、、、。

テーマ以外に特筆するとしたら、語彙。豊富だと思う。
その語彙に支えられた比喩にも知性を感じる。
それらをイヤミにさせてない筆力こそが、実力なのかも知れないけど、、、。

以下、contents:

陽炎の。

海で何をしていた?

砂と光

事情聴取

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ソナチネ | TOP | プロフェッショナル 仕事の流... »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries |