万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1658 我が背子と1517

2015年03月07日 | 万葉短歌

2015-0307-man1658
万葉短歌1658 我が背子と1517

我が背子と ふたり見ませば いくばくか
この降る雪の 嬉しくあらまし  光明皇后

1517     万葉短歌1658 ShuD762 2015-0307-man1658

わがせこと ふたりみませば いくばくか
  このふるゆきの うれしくあらまし

光明皇后(くゎうみゃう くゎうごう)=原文は、「藤[とう]皇后」。藤原不比等の娘で、聖武天皇の妻。これと、19-4224、-4240の三首。
【編者注】題詞は、「藤皇后奉 [聖武]天皇御歌一首」。「冬相聞(08-1655~1663 九首)」の第4首。
【訓注】我が背子(わがせこ=吾背児)。ふたり(二有)。いくばくか(幾許香)。この降るゆき(このふるゆき=此零雪)。嬉しく(うれしく=懽)。