2015-0312-man1663
万葉短歌1663 沫雪の1522
沫雪の 庭に降り敷き 寒き夜を
手枕まかず ひとりかも寝む 大伴家持
1522 万葉短歌1663 ShuD769 2015-0312-man1663
□あわゆきの にはにふりしき さむきよを
たまくらまかず ひとりかもねむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=原文は「大伴宿祢家持」。03-0403歌参照。
【編者注】題詞は、「大伴宿祢家持歌一首」。「冬相聞(08-1655~1663 九首)」の第9首。
【訓注】沫雪(あわゆき)。降り敷き(ふりしき=零敷)。手枕(たまくら)。ひとり(一)。
― 冬相聞(08-1655~1663 九首) 終 ―