万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1662 沫雪の1521

2015年03月11日 | 万葉短歌

2015-0311-man1662
万葉短歌1662 沫雪の1521

沫雪の 消ぬべきものを 今までに
ながらへぬるは 妹に逢はむとぞ  大伴田村大嬢

1521     万葉短歌1662 ShuD768 2015-0311-man1662

あわゆきの けぬべきものを いままでに
  ながらへぬるは いもにあはむとぞ

大伴田村大嬢(おほともの たむらの おほいらつめ)=原文では「大伴田村大娘」。04-0759歌参照。
【編者注】題詞は、「大伴田村大娘与妹坂上大娘歌一首」。「冬相聞(08-1655~1663 九首)」の第8首。
【訓注】沫雪(あわゆき)。消ぬべき(けぬべき=可消)。今までに(いままでに=至今)。ながらへぬるは(流経者)。