2015-0316-man1667
万葉短歌1667 妹がため1526
妹がため 我れ玉求む 沖辺なる
白玉寄せ来 沖つ白波 ○
1526 万葉短歌1667 ShuE036 2015-0316-man1667
□いもがため われたまもとむ おきへなる
しらたまよせこ おきつしらなみ
○=未詳。
【編者注】題詞は、「大宝元年辛丑冬十月太上天皇大行天皇幸紀伊国時歌十三首」(1667~1679)。その第1首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第4首。左注に、この一首は上の歌に似ているが言葉や時代が違うから、「累載」する、と。
【訓注】我れ(われ=我)。沖辺(おきへ=於伎辺)。寄せ来(よせこ=依来)。沖つ白波(おきつしらなみ=於伎都白浪)。