万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1668 白崎は1527

2015年03月17日 | 万葉短歌

2015-0317-man1668
万葉短歌1668 白崎は1527

白崎は 幸くあり待て 大船に
真楫しじ貫き また帰り見む  

1527     万葉短歌1668 ShuE036 2015-0317-man1668

しらさきは さきくありて おほぶねに
  まかぢしじぬき またかへりみむ

=未詳。
【編者注】「大宝元年辛丑冬十月太上天皇大行天皇幸紀伊国時歌十三首」(1667~1679)の第2首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第5首。
【訓注】白崎(しらさき=白埼)[和歌山県日高郡由良町の石灰岩岬。下記注]。大船(おほぶね)。真楫(まかぢ=真梶)。しじ貫き(しじぬき=繁貫)。また帰り見む(またかへりみむ=又将顧)。
【編者注-由良町】岬・港を歌った作品は、07-1220(為妹)、09-1668(白埼者)、-1670(朝開)、-1671(湯羅乃前)。