万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1683 妹が手を1542

2015年04月02日 | 万葉短歌

2015-0402-man1683
万葉短歌1683 妹が手を1542

妹が手を 取りて引き攀ぢ ふさ手折り
我がかざすべく 花咲けるかも  柿本人麻呂

1542     万葉短歌1683 ShuE062 2015-0402-man1683

いもがてを とりてひきよぢ ふさたをり 
 わがかざすべく はなさけるかも

柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=原文に作者名なし。09-1709 歌左注参照。
【編者注】題詞は、「献舎人(とねりの)皇子歌二首」、その第1首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第20首。
【訓注】引き攀じ(ひきよぢ=引与治)。ふさ手折り(ふさたをり=捄手折)[08-1549「総手折」、09-1704「捄手折」、17-3943「布左多乎里」]。我が(わが=吾)。花咲けるかも(はなさけるかも=花開鴨)。