2015-0419-man1700
万葉短歌1700 秋風に1559
秋風に 山吹の瀬の 鳴るなへに
天雲翔る 雁に逢へるかも 柿本人麻呂
1559 万葉短歌1700 ShuE078 2015-0419-man1700
□あきかぜに やあぶきのせの なるなへに
あまくもかける かりにあへるかも
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=原文に作者名なし。09-1709 歌左注参照。
【編者注】「宇治河作歌二首」の第2首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第37首。
【訓注】秋風に(あきかぜに=金風)[01-0007歌に「秋の野(あきのの=金野)」]。なるなへに(響苗)。天雲翔る(あまくもかける=天雲翔)。雁(かり=鴈)。