2015-0421-man1702
万葉短歌1702 妹があたり1561
妹があたり 繁き雁が音 夕霧に
来鳴きて過ぎぬ すべなきまでに 柿本人麻呂
1561 万葉短歌1702 ShuE080 2015-0421-man1702
□いもがあたり しげきかりがね ゆふぎりに
きなきてすぎぬ すべなきまでに
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=原文に作者名なし。09-1709 歌左注参照。
【編者注】「献弓削皇子歌三首」の第2首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第39首。
【訓注】繁き雁が音(しげきかりがね=茂刈音)。すべなきままに(及乏)。