万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌1696 衣手の1555

2015年04月15日 | 万葉短歌

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万葉短歌1696 衣手の1555

衣手の 名木の川辺を 春雨に
我れ立ち濡ると 家思ふらむか  柿本人麻呂

1555     万葉短歌1696 ShuE075 2015-0415-man1696

ころもでの なきのかはへを はるさめに
  われたちぬると いへおもふらむか

柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=原文に作者名なし。09-1709 歌左注参照。
【編者注】題詞は「名木河作歌三首」、その第1首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第33首。
【訓注】名木の川(なきのかは=名木之川)[09-1688歌参照]。春雨(はるさめ)。我れ(われ=吾)。