2015-0404-man1685
万葉短歌1685 川の瀬の1544
川の瀬の たぎちを見れば 玉かも
散り乱れたる 川の常かも 柿本人麻呂
1544 万葉短歌1685 ShuE064 2015-0404-man1685
□かはのせの たぎちをみれば たまかも
ちりみだれたる かはのつねかも
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=原文に作者名なし。09-1709 歌左注参照。
【編者注】題詞は、「泉河辺間人宿祢作歌二首」、その第1首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第22首。
【訓注】川の瀬の(かはのせの=河瀬)。たぎち(激)。散り乱れたる(ちりみだれたる=散乱而在)。泉河(京都府木津川)[下記注].間人宿祢(はしひとの すくね)[02-0289歌参照、ほかに09-1685、-1763(左)]。
【編者注-泉川】原文表記「泉川」は、06-1054、13-3315。「泉河」は、06-1058、09-1685、-1659(題)、-1708(題)、13-3240(長)、17-3907、-3957(長)。「泉乃河」は、01-0050(長)。