2016-0607-man2126
万葉短歌2126 秋萩は1957
秋萩は 雁に逢はじと 言へればか
声を聞きては 花に散りぬる ○
1957 万葉短歌2126 ShuE537 2016-0607-man2126
□あきはぎは かりにあはじと いへればか
こゑをききては はなにちりぬる
○=未詳。
【編者注】「詠花」(2094~2127、34首)の第33首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第131首。第3句割注読下しに、「一には<云へれかも>といふ」。
【訓注】秋萩(あきはぎ=秋芽子)。雁(かり=鴈)。声(こゑ=音)。花に散りぬる(はなにちりぬる=花尓散去流)。