万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2132 天雲の1963

2016年06月13日 | 万葉短歌

2016-0613-man2132
万葉短歌2132 天雲の1963

天雲の 外に雁が音 聞きしより
はだれ霜降り 寒しこの夜は  

1963     万葉短歌2132 ShuE545 2016-0613-man2132

あめくもの よそにかりがね ききしより
 はだれしもふり さむしこのよは
=未詳。
【編者注】「詠鴈」(2128~2140、13首)の第5首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第137首。脚注に、「一云 弥益々尓 恋許曽増焉(いやますますに こひこそまされ)」。
【訓注】天雲(あめくも)。外に雁が音(よそにかりがね=外鴈鳴)。はだれ霜(はだれしも=薄垂霜)[08-1420薄太礼尓零(はだれにふる)、09-1709落波太列(ふりしはだれ)、10-2337薄太礼零(はだれふり)、19-4140波太礼(はだれ)]。