万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2142 さを鹿の1973

2016年06月23日 | 万葉短歌

2016-0623-man2142
万葉短歌2142 さを鹿の1973

さを鹿の 妻ととのふと 鳴く声の
至らぬ極み 靡け萩原  

1973     万葉短歌2142 ShuE554 2016-0623-man2142

さをしかの つまととのふと なくこゑの
 いたらぬきはみ なびけはぎはら
=未詳。
【編者注】「詠鹿鳴」(2141~2156、16首)の第2首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第147首。
【訓注】さを鹿(さをしか=左男壮鹿)。妻ととのふ(つまととのふ=妻整)[02-0199(長歌)齊流(ととのふる)、03-0238調流(ととのふる)]。鳴く声(なくこゑ=鳴音)。萩原(はぎはら=芽子原)。