万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2141 このころの1972

2016年06月22日 | 万葉短歌

2016-0622-man2141
万葉短歌2141 このころの1972

このころの 秋の朝明に 霧隠り
妻呼ぶ鹿の 声のさやけさ  

1972     万葉短歌2141 ShuE553 2016-0622-man2141

このころの あきのあさけに きりごもり
 つまよぶしかの こゑのさやけさ
=未詳。
【編者注】題詞は「詠鹿鳴(ろくめい)」(2141~2156、16首)、その第1首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第146首。
【訓注】このころ(此日)。朝明(あさけ=朝開)。霧隠り(きりごもり=霧隠)。妻呼ぶ鹿(つまよぶしか=妻呼雄鹿)。声のさやけさ(こゑのさやけさ=音之亮左)。