2016-1012-man2251
万葉短歌2251 橘を2082
橘を 守部の里の 門田早稲
刈る時過ぎぬ 来じとすらしも ○
2082 万葉短歌2251 ShuE644 2016-1012-man2251
□たちばなを もりべのさとの かどたわせ
かるときすぎぬ こじとすらしも
○=作者未詳。
【編者注】寄水田(10-2244~2251、八首)の第8首。秋相聞(10-2239~2311、七十三首)の第13首。女歌。
【訓注】橘(たちばな)[地名?枕詞?]。守部の里(もりべのさと=守部乃五十戸)[所在未詳。下記注]。
【依拠本注-五十戸】「里」の原文「五十戸」は、戸令(こりょう)その他に五十戸をもって里となすとあるのによる表記。