2018-0713-man2881
万葉短歌2881 立ちて居て2693
立ちて居て すべのたどきも 今はなし
妹に逢はずて 月の経ゆけば ○
2693 万葉短歌2881 ShuF505 2018-0713-man2881
□たちてゐて すべのたどきも いまはなし
いもにあはずて つきのへゆけば
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2864-2963、100首)の第18首。男。左注(読下し)に、<或本の歌には「君が目見ずて 月の経ゆけば」といふ>。
【訓注】すべのたどき(為便乃田時)[「たどき」は手がかり]。