万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2892 思ひ遣る2704

2018年07月24日 | 万葉短歌

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万葉短歌2892 思ひ遣る2704

思ひ遣る すべのたどきも 我れはなし
逢はずてまねく 月の経ゆけば  ○

2704     万葉短歌2892 ShuF512 2018-0724-man2892

□おもひやる すべのたどきも われはなし
  あはずてまねく つきのへゆけば
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2864-2963、100首)の第29首。女。
【訓注】思ひ遣る(おもひやる=思遣)。すべのたどき(為便乃田時)[12-2881為便乃田時毛 今者無(すべのたどきも いまはなし)]。我れ(われ=吾)。まねく(数多)[12-2879不相日数多 年之経者(あはぬひまねく としのへぬれば)]。