2018-0728-man2896
万葉短歌2896 うたがたも2708
うたがたも 言ひつつもあるか 我れならば
地には落ちず 空に消なまし ○
2708 万葉短歌2896 ShuF515 2018-0728-man2896
□うたがたも いひつつもあるか われならば
つちにはおちず そらにけなまし
○=出典未詳。
【編者注】「正述心緒」(2864-2963、100首)の第33首。男。
【訓注】うたがたも(歌方毛)[下記注]。
【編者注-うたがたも】出現は4か所。12-2896歌方毛、15-3600宇多我多毛、17-3949宇多我多毛、-3968宇多賀多母。
【依拠本注-うたがたも】(要約)むやみやたらに、いちずに、ひとえに。17-3949、-3968では下に否定を伴って、よもや、ゆめゆめ。「未必」を、ウタカタモ、ウツタヘニ、の訓も。04-0517[打細丹(うつたへに)]。