2019-1004-man3379
万葉短歌3379 我が背子を3124
我が背子を あどかも言はむ 武蔵野の
うけらが花の 時なきものを 〇
3124 万葉短歌3379 ShuG317 2019-1004-man3379
□わがせこを あどかもいはむ むざしのの
うけらがはなの ときなきものを
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第27首。女。
【訓注】あどかも(安杼可母)[「<あど>は状態を疑う中央語の副詞。<いかに>にあたる東国語。どのように、何と。ここは反語に用いている」]。武蔵野(むざしの=牟射志野)。うけらが花(うけらがはな=宇家良我波奈)[3376参照]。