2019-1021-man3396
万葉短歌3396 小筑波の3141
小筑波の 茂き木の間よ 立つ鳥の
目ゆか汝を見む さ寝ざらなくに 〇
3141 万葉短歌3396 ShuG342 2019-1021-man3396
□をづくはの しげきこのまよ たつとりの
めゆかなをみむ さねざらなくに
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第44首。男。
【訓注】小筑波(をづくは=乎都久波)。目ゆか汝を見む(めゆかなをみむ=目由可汝乎見牟)[「網目にかかっているのを見るように」]。さ寝ざらなくに(さねざらなくに=左祢射良奈久尓)[「共寝をしたことがないわけではないのに」]。