万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3393 筑波嶺の3138

2019年10月18日 | 万葉短歌

2019-1018-man3393
万葉短歌3393 筑波嶺の3138

筑波嶺の をてもこのもに 守部据ゑ
母い守れども 魂ぞ合ひにける   〇

3138     万葉短歌3393 ShuG338 2019-1018-man3393

つくはねの をてもこのもに もりへすゑ
  ははいもれども たまぞあひにける
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第41首。女。
【訓注】をてもこのもに(乎弖毛許能母尓)[3361乎弖毛許乃母尓尓(をてもこのもに)、など。下記注]。守部(もりへ=毛利敝)[「山を監視して盗伐などと防ぐ者」]。母い(ははい=波播已)[「い」は強調助詞]。
【編者注-をてもこのも】彼面此面。「をちおもこのおも」の変化形。あちら側とこちら側。かなたこなた。(『詳説古語辞典』)