2019-1007-man3382
万葉短歌3382 馬来田の3127
馬来田の 嶺ろの笹葉の 露霜の
濡れて我来なば 汝は恋ふばぞも 〇
3127 万葉短歌3382 ShuG325 2019-1007-man3382
□うまぐたの ねろのささはの つゆしもの
ぬれてわきなば なはこふばぞも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第30首。男。
【訓注】馬来田(うまぐた=宇麻具多)[千葉県木更津市辺]。嶺ろ(ねろ=祢呂)[山名未詳。3370 参照]。我、汝(わ=和、な=汝)[「この<我>は、格助詞を取らないで主格を示す集中唯一の例」]。