2021-0528-man3979
万葉短歌3979 あらたまの3698
あらたまの 年返るまで 相見ねば
心もしのに 思ほゆるかも 大伴家持
3698 万葉短歌3979 ShuI238 2021-0528-man3979
□あらたまの としかへるまで あひみねば
こころもしのに おもほゆるかも
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第90首。題詞「述恋緒(れんしょを)歌一首并短歌」のあと長歌(3978)、続けて短歌4首。これはその第1首。3982歌左注参照。
【編者注-心もしのに】「しっとりなびくように」(『詳説・・・』)。「心もうちしおれるばかり」(依拠本)。<近江の海夕波千鳥汝が鳴けば心もしのに古思ほゆ>(03-0266)など、集中9首に使われる。
【原文】17-3979 安良多麻乃 登之可敝流麻泥 安比見祢婆 許己呂毛之努尓 於母保由流香聞 大伴家持