2016-0615-man2134
万葉短歌2134 葦辺にある1965
葦辺にある 荻の葉さやぎ 秋風の
吹き来るなへに 雁鳴き渡る ○
1965 万葉短歌2134 ShuE547 2016-0615-man2134
□あしへにある をぎのはさやぎ あきかぜの
ふきくるなへに かりなきわたる
○=未詳。
【編者注】「詠鴈」(2128~2140、13首)の第7首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第139首。脚注に、「一云 秋風尓 鴈音所聞 今四来霜(あきかぜに かりがねきこゆ いましくらしも)」。
【訓注】葦辺(あしへ)。さやぎ(左夜芸)。なへに(苗丹)。雁(かり=鴈)。