昨今の都では、めし屋の仲居が「多国籍軍のみ」という店が多きに候。
それがしの藩の近場では、
少ない銭で飯をかき込むのに好都合なのは「某牛丼屋」と決まっている。
その店の大陸から来たと思しき仲居は、
お国柄であろう「おぬし!何を怒っておるのだ!?」と尋ねたくなるほどの仏頂面を崩さない。
「いつか名刀正宗で叩き切ってやりたい」と思う次第に候。
そして、騒動は起きたのだ。
「味噌汁に、便所でよく見かける黒い虫混入」
拙者がユ-チュ-バ-だったら即刻お家お取り潰し。
店長は打ち首獄門が当然である。
しかし、「あ、そう?じゃあ取り替えるあるよ」と仲居は別に驚くでもなく、
例によって「どん!」気前のいい音とともに新たな味噌汁を差し出したのだ。
「馬鹿もの!!鍋は一つだから一緒だ!!」
と激昂したところで、「何が?」と理解できないであろう。
全く話にならん。
拙者は、当然虫汁には手を付けず、抜きかけた刀をさやに納め、
静かに立ち去ったのであった。
もう「某牛丼屋」には一生いかない。
それがしの藩の近場では、
少ない銭で飯をかき込むのに好都合なのは「某牛丼屋」と決まっている。
その店の大陸から来たと思しき仲居は、
お国柄であろう「おぬし!何を怒っておるのだ!?」と尋ねたくなるほどの仏頂面を崩さない。
「いつか名刀正宗で叩き切ってやりたい」と思う次第に候。
そして、騒動は起きたのだ。
「味噌汁に、便所でよく見かける黒い虫混入」
拙者がユ-チュ-バ-だったら即刻お家お取り潰し。
店長は打ち首獄門が当然である。
しかし、「あ、そう?じゃあ取り替えるあるよ」と仲居は別に驚くでもなく、
例によって「どん!」気前のいい音とともに新たな味噌汁を差し出したのだ。
「馬鹿もの!!鍋は一つだから一緒だ!!」
と激昂したところで、「何が?」と理解できないであろう。
全く話にならん。
拙者は、当然虫汁には手を付けず、抜きかけた刀をさやに納め、
静かに立ち去ったのであった。
もう「某牛丼屋」には一生いかない。