ジュニアの指導を始めて私は6年目になるが,この位やっていると,新しく入ってきた子がどのような形で成長していくのかが何となく分かる。1年目にはこうなって,その次はこうなって・・・など。そのような中,最近,入ってきた子たちを見ていると,気持ちがわくわくしてくる。背も大きいし,力もある。スピードもある。シャトルへの感覚もいい。指導をしていてぐいぐいといい感触を与えてくれる子が多いからだ。特に,女子にその傾向が強い。宮城県は比較的女子のレベルが高いが,「この子たちなら戦えるかも・・・」という期待を持たせてくれる。男子はほうっておいても何となく形になり県内ではある程度戦えるようになるが,女子はそうはいかない。でも,最近は,この子たちを指導することで何とかなるかもと淡い期待を抱かせてくれている(砕け散ることも多いので注意しなければと思うが・・・)。わかばカップもとても魅力的だが,最近入ってきた子たちに教えることもそれに負けないくらい魅力的なことだと思っている。現在は手の掛かる5年生男子を教えるか,または,初心者の子を教えるかで悩む日々だ。
わかばカップ予選を目指して今日も練習を行った。でも,数名「リレーカーニバル」なるものに参加していたため,主力メンバーの全員は揃わなかったができることをやるだけやるという形になった。シングルスもダブルスも「基本」を確認しながら行った。サーブやプッシュ,スマッシュなど一つ一つ確認しながら進めた。子どもたちは「いちいちうるさいなあ」という顔で「はい・・・。」などと返事をしていたが「基本」ができないとゲームが有利に進まないことを分かって欲しくて時間をかけて教えることになった。足の向きから,構える位置,ラケットの位置までチェックをしながら指導した。あまり形にはめるということに対しては賛否両論あると思うが,私は「正しい形」にはめることは必要なことだと思っている。しばらくして何となく形にはなってきた。明日,ランキング戦のあと,強化練習を行いたいと思っている。レベルの高いプレーに1日も早く慣れ,それが当たり前の状態になってくれればと思っている(特に5年生,君たちだよ!)。