2か月ほど前に…
他の病気で入院した兄が、癌になっていることがわかりました。
身内の中のことで
あまり良い話でもないのでブログの記事にすることは
避けていましたが、
今日、その手術をしました。
手術の結果、癌自体も初期状で、転移もなさそうだという
執刀医の見解。
すこし、ホッとしました。
兄の容体よりも、万一のことがあると
年老いた母親が気の毒なので…
さて、病状はそんな具合ですが
この兄…
(私は実は常々ADHDじゃないかと思っているんですが…)
痛いこととかに異様に神経質なんです。
何しろ、歯の治療に全身麻酔を希望すうような人ですから…
そんな人が手術をするとなったら
もうとにかく大騒ぎでした。
そして、とにかくすったもんだのすえ
やっと今日、手術が終わり…
病室へ戻ったあとのこと
鼻にも管が入っているし酸素マスクをつけられているし
尿導管、点滴といろいろなものが体につながれて
自由にならないうえに
ベッドに寝ているあいだ血流が悪くなって
血栓等で命を落とすことがないようにと開発された
特殊な靴下を履かされておりました。
その靴下がとても不快だったらしく
明日までは履いていないといけないという指示を無視して
靴下を脱いでしまったのです。
あまりの傍若無人ぶりに看護師さんもあきれはて
「じゃぁ、なるべく足を動かすようにして
眠ってしまって足を動かせないよようなときだけ
履くようにしましょうね。」
と渋々了承。
そのあともいろいろな不調を訴え
何回もナースコールをしていました。
そして、兄が脱ぎ捨てた靴下をベッドの中から
拾い上げてみたとき
確かにこれは履いて寝るには調子悪そうな代物だと思いました。
寝たきり状態時に血栓で命を落とすのを防ぐ
という目的のためには必要なアイテムかもしれません。
多くの患者は自分のかかった病気以外で命を落とす
なんてことは考えたくないから
我慢してはいているのだと思いますが
快適ではないはずなんですね。
病院側が医療事故を防ぎたいことはわかりますが
手術をうけるという行為だけでも
十分につらいことなのに
術後にその不快さを増すようなものを
体につけることは
患者にとっては負担以外の何物でもありません。
そして多くの患者が万一に備えて
不快な靴下を我慢してはいていることと比べると
確かに兄はわがままかもしれません。
けれど、この靴下は本当に患者にとって必要なものなのか
もし、自分が兄と同じ立場になったとき
我慢して履き続けられるだろうかと
靴下を見ながら考えてしまいました。
多分、靴下を開発した人は健康な人です。
もしかしたら、身内をそういう事故で亡くした人で
そういう事故を防ぎたいと考えた人かもしれません
でも…
あなたはこの靴下を体が不調な時に履いて寝たことがありますか?
と問うてみたいです。
「足を強く圧迫して血液を心臓に戻す役割がある」
というようなことを看護師さんは言っていました。
だとしたら…
これはすごい素人考えですが…
たった1日のことなら何時間かおきに
誰かがマッサージをして血流を良くしてあげれば
いいんじゃないか?
と思ったのです。
ただ、そのマッサージを誰がするのか
ということの問題なのかもしれません。
医師ですか?看護師ですか?
…人手が足りません。
付き添いの家族ですか?
…マッサージの技術の問題は
…精神的ダメージは?
だったら、有料で
きちんとしたマッサージ師を頼みましょうか?
兄だけでなく、こんなわがまま患者は世の中に5万!?と
いるんじゃないかとは思います。
だとしたら、病院もこのわがまま患者を納得させるために
もし、マッサージすることで靴下の代替になるのなら
靴下を履かない=命の危険
という法則を見直し
せめて患者に選択権を与えてみたらよいのでは
ないかと思いました。
他の病気で入院した兄が、癌になっていることがわかりました。
身内の中のことで
あまり良い話でもないのでブログの記事にすることは
避けていましたが、
今日、その手術をしました。
手術の結果、癌自体も初期状で、転移もなさそうだという
執刀医の見解。
すこし、ホッとしました。
兄の容体よりも、万一のことがあると
年老いた母親が気の毒なので…
さて、病状はそんな具合ですが
この兄…
(私は実は常々ADHDじゃないかと思っているんですが…)
痛いこととかに異様に神経質なんです。
何しろ、歯の治療に全身麻酔を希望すうような人ですから…
そんな人が手術をするとなったら
もうとにかく大騒ぎでした。
そして、とにかくすったもんだのすえ
やっと今日、手術が終わり…
病室へ戻ったあとのこと
鼻にも管が入っているし酸素マスクをつけられているし
尿導管、点滴といろいろなものが体につながれて
自由にならないうえに
ベッドに寝ているあいだ血流が悪くなって
血栓等で命を落とすことがないようにと開発された
特殊な靴下を履かされておりました。
その靴下がとても不快だったらしく
明日までは履いていないといけないという指示を無視して
靴下を脱いでしまったのです。
あまりの傍若無人ぶりに看護師さんもあきれはて
「じゃぁ、なるべく足を動かすようにして
眠ってしまって足を動かせないよようなときだけ
履くようにしましょうね。」
と渋々了承。
そのあともいろいろな不調を訴え
何回もナースコールをしていました。

そして、兄が脱ぎ捨てた靴下をベッドの中から
拾い上げてみたとき
確かにこれは履いて寝るには調子悪そうな代物だと思いました。
寝たきり状態時に血栓で命を落とすのを防ぐ
という目的のためには必要なアイテムかもしれません。
多くの患者は自分のかかった病気以外で命を落とす
なんてことは考えたくないから
我慢してはいているのだと思いますが
快適ではないはずなんですね。
病院側が医療事故を防ぎたいことはわかりますが
手術をうけるという行為だけでも
十分につらいことなのに
術後にその不快さを増すようなものを
体につけることは
患者にとっては負担以外の何物でもありません。
そして多くの患者が万一に備えて
不快な靴下を我慢してはいていることと比べると
確かに兄はわがままかもしれません。
けれど、この靴下は本当に患者にとって必要なものなのか
もし、自分が兄と同じ立場になったとき
我慢して履き続けられるだろうかと
靴下を見ながら考えてしまいました。
多分、靴下を開発した人は健康な人です。
もしかしたら、身内をそういう事故で亡くした人で
そういう事故を防ぎたいと考えた人かもしれません
でも…
あなたはこの靴下を体が不調な時に履いて寝たことがありますか?
と問うてみたいです。
「足を強く圧迫して血液を心臓に戻す役割がある」
というようなことを看護師さんは言っていました。
だとしたら…
これはすごい素人考えですが…
たった1日のことなら何時間かおきに
誰かがマッサージをして血流を良くしてあげれば
いいんじゃないか?
と思ったのです。
ただ、そのマッサージを誰がするのか
ということの問題なのかもしれません。
医師ですか?看護師ですか?
…人手が足りません。
付き添いの家族ですか?
…マッサージの技術の問題は
…精神的ダメージは?
だったら、有料で
きちんとしたマッサージ師を頼みましょうか?
兄だけでなく、こんなわがまま患者は世の中に5万!?と
いるんじゃないかとは思います。
だとしたら、病院もこのわがまま患者を納得させるために
もし、マッサージすることで靴下の代替になるのなら
靴下を履かない=命の危険
という法則を見直し
せめて患者に選択権を与えてみたらよいのでは
ないかと思いました。