今年も残すところあと4日となりました。
covid19ウィルスの影響で
悲しいこと、つらいこと、残念だったことがいくつもあります。
個人的なところで言えば
母が亡くなり、娘の結婚式が延期になり、姑が病に倒れたりと…
けれどそんな生活の中でもうれしかったこと、幸せだったことはいくつもありました。
嬉しいや幸せというのとは少し違うけれど
昨年の秋から闘病中だった母が、亡くなる2か月前に脳梗塞を併発して入院し
コロナウィルスの影響で家族との面会もままならないまま
誰にもみとられることなく旅立っていきました。
葬儀をどうしようかという話になって
兄たちは家族葬でと言いましたが、
最後に誰にも会えずに逝ってしまった母を送るのに
私はきちんとした葬儀をしてあげたいと訴え
通常通りの
(と言っても、葬儀社の方が
十分ソーシャルディスタンスを守れる広い会場を手配してくださり、
食事などはなしでしたが…)
葬儀をしました。
緊急事態宣言がもうすぐ解除という頃で
感染のリスクが低くなっていたこともありますが
このコロナ禍にあって
私たち親族が想定していたよりもはるかに多くの方が
ご会葬くださいました。
告別式の会葬者の波が終盤になったころ
体のあちこちに包帯を巻いて松葉杖をついた方がいらっしゃいました。
不自由な体を杖で支えながら焼香してくださったので
帰り際
「お体、不自由なときに、ご丁寧にありがとうございます。」
と声をかけると
「こんな姿ですみません。でも、お母さんにお世話になったんです。
すごくお世話になったんです…」
と大泣きされました。
葬儀をきちんとしたいと言い出したのは私自身でしたが、
ウィルス感染に対する心配や不安はありました。
でも、この方の声を聴いたとき
やっぱりこの葬儀はやってよかったんだと思いました。
今、covid19ウィルスの影響で
人と人との交わりがすごく制限されています。
でも物理的な距離は離れていても
心と心のつながりは離れてはいけないものだと思います。
そんな想いを託した方が多かったのか
今年はいつもよりたくさんのクリスマスプレゼントが届きました。
届いた品の一つ一つに込められた愛と心遣いが
嬉しく尊いものに感じます。
まだまだ、ウィルス感染拡大収束は見えませんが
どうか、皆さんが笑顔で新年を迎えられますように…
見習い魔女っ子ちゃんが
皆さんのもとへ魔法をかけに旅立ちました。
May you be happy!!
今年最後の月曜のお題は
「2020年いちばん嬉しかったこと」
でした。
どうぞ良いお年をお迎えください。
喪中につき年始のご挨拶は遠慮させていただきます。