5月に母が亡くなって
新盆前に母の細々としたものを片付けた
その片付けをしながら
もう次は自分の番なんだなって
思う…
まだ先のことかもしれないけど
確実にその日はやってくるんだー
と思ったら
自分のものも少しずつ片付けようって思った。
そして、このあいだ他のモノを探していたら
学生(子供?)時代にクラスメイトや教師から
書いてもらったサイン帳を発掘した(笑)
懐かしいなと思って読み返して
これって私には思い出だけど
私が逝って残されてても
なんかいろんな意味でやだなって考えて処分することにした。
〜書いてくださった皆様には感謝しながら〜
最後にもう一度見直した。
多分何度も見ていたはずなのに
今になって
中学校のときの社会科の先生が書いてくれた詩が
私の心に留まった。
今、ネット上にたくさんの情報が氾濫していて
大抵のものは検索すると
詩そのものをみつけることができるけど
これはみつけられなかったので
ココに残しておこう…
河 石原吉郎
そこが河口
そこが河の終り
そこからが海となる
そのひとところを
たしかめてから
河はあふれて
それをこえた
のりこえて さらに
ゆたかな河床を生んだ
海へは ついに
まぎれえない
ふたすじの意思で
岸をかぎり
海よりもさらにとおく
海よりもさらにゆるやかに
河は
海を流れ続けた。
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最後に先生がこう結んでいる
「たとえ目指すところへ至らずとも
豊かな流れをもった川のように
歩み続ける人であってください」
と…