羊毛フェルトクラフト Little field

羊毛フェルトで作る小さな世界 Little fieldの ほんわ家(ほんわかと読みます)おのよーこの日記です。

母の退院 そして病院の不思議…

2019-11-30 14:52:19 | えとせとら
1か月以上に渡って入院していた母が
抗がん剤治療2回目を終えて3回目をするまで自宅で過ごすことになり
本日とりあえず退院した。

入院したときは、食事をとれなかったのがとれるようにはなったが
薬の効果があったのかなかったのか今の段階ではなんとも…。
12月中旬にもう一度投与し、そこでCTを撮って、薬の効果を検証し、今後の方針を決めることになっている。
少しでも効果がでていればよいのだが…。

ところで、今日は土曜日で病院の正面入り口が閉まっていた。
で、私が駐車場で車を置いて降りると、いつもは駐車場には入ってこないタクシーが入ってきて、お客さんを乗せてきたが、入り口がわからないと…
どうやらそのタクシーのお客さんは、今日から入院予定の方…。
話を聞くと、母の入院している病棟と同じだったので、私もそこに行くので、お連れしましょうか?と申し出るが、
 杖を持っていて…歩くのは大変そう…
そのうえ駐車場から病棟までは結構距離があるので
「ここで待っていてもらえば、車いす持ってきますけど」というと
それでは申し訳ないので、ゆっくりなら歩けるから案内してもらえれば歩いていきますという。
では、一緒に行きましょうというと
なんとタクシーのトランクからキャリー付きのスーツケースともう一つ小荷物が…(入院するんだからそれ相応の荷物あるわけで)(笑)
私はその荷物を引きながら、その方を病棟までご案内
「すみませんね、荷物まで持っていただいて…」と恐縮されたが
いやいや、今から入院するというこの方(多分母と同じくらいの年齢?)に
この荷物を持たせてはるか彼方の病棟まで歩けというのは酷でしょ!?
駐車場から続くスロープを上り
救急の入り口のある新病棟から入り、入院予定の古い病棟まで
うなぎの寝床のような廊下をうねうね歩きやっと病棟のナースステーションにたどり着く
私はそこで荷物をあずけ母のもとに向かったが
ナースステーションで看護士さんの
「今日は入院の手続きはできませんので、月曜日になったら窓口に書類を提出してください。」という説明が聞こえる。

彼女が何の病気かもわからないし、どういう環境にある人かもわからないが、
少なくとも、入院するのに一人で病院に来なければならないような高齢者の入院日をなぜこの土曜日にしたのか?もう疑問しかない…

平日ならば、正面玄関でお願いすれば、車いすも用意してもらえただろうし
補助をしてくれるスタッフもいたはずだ…
治療の経緯のなかでどうしても今日入院しなければならなかったのかもしれないが
それならそれで、正面玄関が入れないことも説明しておくべきだし、
もしかしたら説明はされたが、高齢者ゆえ理解ができていなかったことも考えられるが、そこまで考えて対応すべきではないのかと思う

病院スタッフにとっては数多い患者の一人でも
相手にしているのは人間だ…
決してベルトコンベヤーで流れてくる工業製品ではない
母が入院するときもいくつか疑義はあったが、
もう少し患者の身になって対応できないものなのだろうか?と
あらためて感じた出来事だった。
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手仕事セラピー

2019-11-23 15:23:56 | いろとりどりに…
病人を抱えているということは、なかなかしんどい…
何がしんどいのか?と問われれば
常識的に考えればさもないようなことが積み重なって
心に淀んでいくような感じだろうか…

そんなとき人はどうやって
しんどさを紛らすのだろうか?

私はそんなとき何かを作る
パステル画も羊毛フェルトもその他都度都度に興味をもった手仕事が
私にとっては最大のセラピーなのだ

しかし、気分が落ち着かないと何を作っていいかが解らなくなって
なかなか行動に移せないこともしばしばだけど

ちょうど良いことに…というか
来年5月に娘が結婚式を挙げる。
それでフェリシモのヘッドドレスキットを購入し制作することにした。
キットはキットで制作したのだけど
キットだけでは収まりがつかなくなるのが私の習性(笑)

で、お色直しのあとの髪飾りと
新郎用にブートニア(これは頼まれてない・笑)を作ってみた。
つけてもらえるかどうかわからないけれど
でも、作っている間、気持ちが和らいで幸せな気分になれた

自分が手仕事を好きでよかったと
こんなときには特に思う…。

これを付けた新郎新婦の姿を楽しみに
日々を過ごそう…
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どんな結果でも…

2019-11-10 12:16:45 | いろとりどりに…
週始めからなんですが

実は…先月下旬、母が入院しました。

数年前に手術したガンの転移があったからです。

それで、その治療を始めました。

正直、80過ぎの高齢の母に治療を施すことにどれほどの効果があるのか、甚だ疑問ではありました。
が…
私事でいうと、来年の5月末に娘の結婚式が控えており、
何もしなければそこまでは持たないと医師から言われ、
そして本人は病気で不調はあるものの自分のことは自分ででき、認知機能も衰えてはいないのに、何もしないで、残りの余生を過ごさせるという選択はできませんでした。

もしかしたら、治療が苦しいだけで、治療の効果が得られない
ということも十分承知した上で、
それでも、孫の結婚式に出席するという希望を持って治療に臨めば
何も目標が無いよりは
本人の生きようというモチベーションを向上させて治療に効果があるかもしれないと
わずかばかりのの期待を抱いて治療する選択をしました。

結果的に治療がうまくいかなければ
こんなことなら治療しないほうが副作用で苦しまずに済んだのに
治療なんてしなければ良かった
と思う日が来るかもしれません。

そして、多分何を選んでも、
何かをしても、しなくても
残されたものは後悔するのだと思います。

けれど
これが正解ということはなく
出る結果がすべてであり、
それは選択を間違えたということではないだろう…
と今は自分に言い聞かせ、
なんとか治療の効果が得られますようにと祈りながら
過ごす日々です。


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