公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

競艇廃止後の市長選

2007-04-14 12:08:38 | 競艇

Yahoo地方ギャンブル経営より

◆桐生

 ◇競艇事業と合併

 県の行政区分図を開くと、東の一角の巨大な飛び地が目に入る。桐生市がみどり市によって分断されている。この「飛び地合併」の不自然さを解消しようとする勢力がある一方、消極的な人たちもいる。「競艇事業」と「笹川尭」。二つのキーワードに対する態度の違いが、合併への考えを分ける。競艇事業を抱えるみどり市と合併するのか。競艇事業に深いかかわりを持つ自民党県連会長、笹川尭・元国務相との距離は。これが桐生市政を二分してきた。

 「桐生広域圏全域の合併をダメにしたのは競艇問題だ」と繰り返すのは現職の大沢善隆氏。11日には市内で1000人以上の女性を集め「今のままみどり市と合併すれば、競艇との合併になってしまう」と訴えた。赤字を理由に04年度に同事業から撤退しただけに、事業継続するみどり市との合併を否定する。大沢氏は「8年間で借金を141億円減らしたが、行政サービスは落ちていない」と実績を強調する戦術をとり、合併した旧黒保根、新里村にも組織を巡らし、支持固めを進めている。

 反笹川派の大沢氏。対するは笹川派という構図になる。

 「競艇事業を否定することだけが最大の課題なのか」と批判するのが県議から転出の亀山豊文氏。既に笹川氏系の競艇関連企業や地元有力企業の支援を取り付けた。中には前回まで、大沢氏を支援してきた企業もあり、打撃を与えている。後援会と支援企業の役割を分け、票の掘り起こしを狙う。陣営は「大沢氏の手法は強引だ、みどり市との早期合併を実現する」と、反現職票の獲得に力を注ぐ。

 笹川派の一本化がならず、2人の市議が出馬を表明した。市議会で一貫して大沢氏を批判してきた吉野剛八氏は「飛び地合併の責任はすべて現職にある」と、合併反対を掲げ運動を展開。元市議会議長の笠井秋夫氏は「合併問題と競艇を一緒にするのはおかしい」と主張。中立色を押し出し、地盤固めを進める。ただ、両陣営とも「争点を合併問題に絞れば、反現職票が割れるだけ」と見ており、小中学校の統廃合見直しや中心商店街活性化策なども打ち出している。

 今月に入って、出馬表明した石川四郎氏は「私は経営のプロ。告示後にシャッターを開ける方策を披露する」と、商店街の活性化を訴える考えだ。【塚本英夫】


笹川一族に煮え湯を飲まされ続けてきた大沢・桐生市長。

4年前の市長選では笹川一族が推す対立候補と合併問題や競艇の存廃を巡って壮絶な戦いを繰り広げ、接戦ながらも勝利。そしてその後まもなく、桐生市は競艇事業から撤退した。

しかし、桐生競艇場の所在地である旧笠懸町の他、旧大間々町、旧勢多郡東村とは主に競艇の問題が原因で合併できないということから袂を分かって桐生市は今、現在「みどり市」に分断される形という、いびつな形状図となっている。

http://map.yahoo.co.jp/address?ac=10

そして、みどり市側も、桐生市と合併したいと考える人も中にはいるわけで、今回もまた、対立候補には「笹川派」が出馬。みどり市と合併し、真の意味において、「桐生競艇場」は桐生市に存在するものであると示したい意向を持っているようだ。

ということは今回もまた、桐生市長選挙は激戦必至の様相。

しかし、「笹川派」の候補が一本化できなかったみたいで、そうなると票割れは必至の情勢かも。

だが、大沢氏敗北となれば、新たにみどり市のとの合併話は再燃することだろう。となれば、上述した通り、桐生競艇場は「桐生市」が所在地になる可能性も高くなるというわけだが・・・


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