公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

ふるさとダービー観音寺回顧

2007-04-22 18:36:18 | 大レース回顧集

G2・ふるさとダービー観音寺は22日、雨の中、決勝が行われた。

3・小倉竜二が前を取ったが、すかさず9・新田康仁が前を奪いに行き、並びは、新田-5・兵藤一也、6・渡部哲男-小倉-8・加倉正義、2・加藤慎平-4・山田裕仁、1・山崎芳仁-7・飯嶋則之。

残りあと2周手前で山崎が上昇して、渡部の横に並んでまずは蓋をしに行く。すると、山崎の動きを見た新田が誘導員との車間を空け、ペースを落とす。

前が開いたところを山崎がすかさず入ってジャンを迎え、渡部が再度踏みなおして上昇しに行くも、山崎が突っ張ってそのまま逃げ、最終ホームでは、山崎-飯嶋、加藤-山田の順。

バックで加藤が捲りに出るも飯嶋の横で精一杯。加藤は飯嶋に飛ばされ後方へ下がった。一方、加藤が下がる際に丁度渡部が捲ってきたが、加藤が邪魔になってスピードに乗れず。

2センター付近で、山田が捲り追い込みをかけ、直線で一気に伸びてそのまま優勝のゴール。2着争いは中から加倉が伸びてくるも、わずかに山崎が粘って2着だった。

G2としては初の優勝となる山田。

久々にビッグレースでの優勝を果たしたわけだが、今シリーズは初日特選で山崎を捲りに行ったり、準決勝でも山崎を退けて勝つなどして、調子に乗れていた。

最近はマークする機会の競走が多くなり、今回も加藤につけたが、最後はやはり自力で決め、まだまだ力のあるところを見せつけた。

今回の決勝のような切れのある走りは全盛期とは違ってなかなか見せれる機会はそう多くないような気がするが、混戦時における一発はまだまだ警戒する必要があると思われ、今後にも繋がる優勝だったように思う。

山崎は4日間とも4.00のギアで挑んだが、今シリーズは完全に踏めていた印象。決勝でも雨の中の1周半の先行だったが、2着によく粘った。


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