経済停滞まねいた消費税(大阪日日新聞・温故知新)
2013/3/7
増税へ準備着々
日本政府は2004年4月から消費税を増税するための準備を着々と開始した。
わたしは以前から日本経済が停滞した最も大きな理由は消費税の導入にあると分析してきた。経済がある程度の規模まで拡大すれば成長が衰えるのは当然であり、日本の国内総生産(GDP)の成長率も、特に1989年から減速が始まっている。そして97年からは毎年縮小傾向となった。あらためていうまでもなく、89年4月に3%の消費税が導入され、97年4月に5%に増税されたからである。
政府が発表しているデータをみれば分かるように、日本経済の70%は国内消費で成り立っている。
3%の消費税を導入したことにより、それ以前の10年間は毎年10%の成長率を誇っていた日本経済は、89年から96年には4%に減退し、97年からマイナス成長となり、以降ずっと景気停滞が続いている。これは国内消費を支えている日本人の大部分である中流層や低所得層の税負担が増え、消費が減退したためなのだ。
富裕層負担は軽減
消費税を導入してから、政府は所得税の最高税率を20%も下げ、法人税も89年の40%から2012年には25・5%まで引き下げた。富裕層、大企業の負担は軽減される一方で、一般国民の税負担を増やし、そしていまさら消費税を倍に上げるのは、政府は現実をまったく直視していないということだ。
さらに、安倍首相は日本経済を2%インフレさせようとしているが、これは言い換えると消費にかかるコストが2%上昇するということだ。さらに安倍晋三首相が自民党総裁になってから円安が進み、1ドル78円から94円とすでに20%も円安になっている。日本は食料の多くや石油などのエネルギーのほとんどを輸入に頼っている。ガソリンや小麦の価格の値上がりが始まるのは当然のことであるし、このまま円安傾向が続けば生活必需品のコストはさらに上昇していく。そこで消費税が2倍になったら、どれだけ国民の生活に影響が出るかエコノミストでなくても分かるはずだ。
産業界に賃上げ要請
さる2月、安倍首相はデフレ脱却に向けて産業界に賃上げを要請したという。それについてロイターが行った企業調査の結果によると、人件費や賃上げに前向きに転じた企業はわずか1割にとどまったという。設備投資についても積極化に転じた企業は24%だった。賃金が上がらず、物価だけが上昇すれば消費は冷え込む。このような状況の中で生産を増やすための設備投資などとてもできないと考えるのは経営者なら当然である。
インフレ目標を掲げてデフレを脱却し、物価が上昇して、しかし賃金は上がらないかもしくは下がるとなれば、いったい日本人の生活はどのようになるのか。企業は賃下げだけでなくリストラも行うであろうから失業が増え、貧富の格差はさらに拡大するであろう。日本社会はどのようになるのか。失政による社会の混乱から国民の目をそらせるためには、周辺諸国と領土紛争を起こせばよいなどと安倍首相が考えていないことを信じたい。
要するに、来年4月からの消費税増税を「確実に実施する」ために、とりあえずは、金融緩和策が経済指標の改善に手っ取り早い、という狙いは確かに今のところは当たっているな。
去年の野田前総理の解散宣言直後、ヘッジファンドが大量に日本株の買い越しを入れたことで、日経平均はみるみる上昇。しかも、買い越し局面は3か月以上も続いている。為替も、野田政権の安住財相時代に、1ドル75円台で推移していたのを78円あたりにはもってきたが、なかなか80円台にならなかったばかりか、「リバウンド」してまたぞろ75円台に戻っていたが、これも、野田前首相の解散宣言があった後から一気に円安基調が止まらなくなった。今では95~96円。わずか4か月程度にしてかなりの動きっぷりである。
もっとも、「アベノミックス」の拠り所は、何と言っても株価だろうな。もしここが仮に今後、続落基調になると、たちまち崩壊危機に瀕する恐れがある。経団連の米倉会長も昨日、あまりにも財界にとっても都合よすぎるシナリオで推移しているせいか、「先行き期待ばかりが先行している」との談話を発表していたな。
ここからは悲観的シナリオ。
先行き期待感が裏切られ、株価が続落する一方で、日本の輸出産業の弱体化は顕著であるがゆえに円安基調はそのまま続き、ひいては債券安が導かれるのかな。また、日銀は今度の新体制下において、強引にも2%のインフレターゲットを達成しなければならないため、いずれ金融引き締め段階に入らねばならなくなろうが、「トリプル安」となった場合に引き締め策に出るのは「最悪」である。でもって、長期金利は一気に上昇、てなことになったら、いよいよ日本の財政問題が海外に深刻に受け止められるようになろう。
加えて、消費税増税が「待ち構えている」のである。円安との「ダブルパンチ」により、またぞろ、消費者は付加価値の高い商品は手控えるのではなかろうか、だとするならば、デフレではなく、スタグフレーションとなってしまうのだが・・・
「アベノミックス」には、そうした悲観的シナリオを凌駕する力がまだまだ備わっているのだろうか?
2013/3/7
増税へ準備着々
日本政府は2004年4月から消費税を増税するための準備を着々と開始した。
わたしは以前から日本経済が停滞した最も大きな理由は消費税の導入にあると分析してきた。経済がある程度の規模まで拡大すれば成長が衰えるのは当然であり、日本の国内総生産(GDP)の成長率も、特に1989年から減速が始まっている。そして97年からは毎年縮小傾向となった。あらためていうまでもなく、89年4月に3%の消費税が導入され、97年4月に5%に増税されたからである。
政府が発表しているデータをみれば分かるように、日本経済の70%は国内消費で成り立っている。
3%の消費税を導入したことにより、それ以前の10年間は毎年10%の成長率を誇っていた日本経済は、89年から96年には4%に減退し、97年からマイナス成長となり、以降ずっと景気停滞が続いている。これは国内消費を支えている日本人の大部分である中流層や低所得層の税負担が増え、消費が減退したためなのだ。
富裕層負担は軽減
消費税を導入してから、政府は所得税の最高税率を20%も下げ、法人税も89年の40%から2012年には25・5%まで引き下げた。富裕層、大企業の負担は軽減される一方で、一般国民の税負担を増やし、そしていまさら消費税を倍に上げるのは、政府は現実をまったく直視していないということだ。
さらに、安倍首相は日本経済を2%インフレさせようとしているが、これは言い換えると消費にかかるコストが2%上昇するということだ。さらに安倍晋三首相が自民党総裁になってから円安が進み、1ドル78円から94円とすでに20%も円安になっている。日本は食料の多くや石油などのエネルギーのほとんどを輸入に頼っている。ガソリンや小麦の価格の値上がりが始まるのは当然のことであるし、このまま円安傾向が続けば生活必需品のコストはさらに上昇していく。そこで消費税が2倍になったら、どれだけ国民の生活に影響が出るかエコノミストでなくても分かるはずだ。
産業界に賃上げ要請
さる2月、安倍首相はデフレ脱却に向けて産業界に賃上げを要請したという。それについてロイターが行った企業調査の結果によると、人件費や賃上げに前向きに転じた企業はわずか1割にとどまったという。設備投資についても積極化に転じた企業は24%だった。賃金が上がらず、物価だけが上昇すれば消費は冷え込む。このような状況の中で生産を増やすための設備投資などとてもできないと考えるのは経営者なら当然である。
インフレ目標を掲げてデフレを脱却し、物価が上昇して、しかし賃金は上がらないかもしくは下がるとなれば、いったい日本人の生活はどのようになるのか。企業は賃下げだけでなくリストラも行うであろうから失業が増え、貧富の格差はさらに拡大するであろう。日本社会はどのようになるのか。失政による社会の混乱から国民の目をそらせるためには、周辺諸国と領土紛争を起こせばよいなどと安倍首相が考えていないことを信じたい。
要するに、来年4月からの消費税増税を「確実に実施する」ために、とりあえずは、金融緩和策が経済指標の改善に手っ取り早い、という狙いは確かに今のところは当たっているな。
去年の野田前総理の解散宣言直後、ヘッジファンドが大量に日本株の買い越しを入れたことで、日経平均はみるみる上昇。しかも、買い越し局面は3か月以上も続いている。為替も、野田政権の安住財相時代に、1ドル75円台で推移していたのを78円あたりにはもってきたが、なかなか80円台にならなかったばかりか、「リバウンド」してまたぞろ75円台に戻っていたが、これも、野田前首相の解散宣言があった後から一気に円安基調が止まらなくなった。今では95~96円。わずか4か月程度にしてかなりの動きっぷりである。
もっとも、「アベノミックス」の拠り所は、何と言っても株価だろうな。もしここが仮に今後、続落基調になると、たちまち崩壊危機に瀕する恐れがある。経団連の米倉会長も昨日、あまりにも財界にとっても都合よすぎるシナリオで推移しているせいか、「先行き期待ばかりが先行している」との談話を発表していたな。
ここからは悲観的シナリオ。
先行き期待感が裏切られ、株価が続落する一方で、日本の輸出産業の弱体化は顕著であるがゆえに円安基調はそのまま続き、ひいては債券安が導かれるのかな。また、日銀は今度の新体制下において、強引にも2%のインフレターゲットを達成しなければならないため、いずれ金融引き締め段階に入らねばならなくなろうが、「トリプル安」となった場合に引き締め策に出るのは「最悪」である。でもって、長期金利は一気に上昇、てなことになったら、いよいよ日本の財政問題が海外に深刻に受け止められるようになろう。
加えて、消費税増税が「待ち構えている」のである。円安との「ダブルパンチ」により、またぞろ、消費者は付加価値の高い商品は手控えるのではなかろうか、だとするならば、デフレではなく、スタグフレーションとなってしまうのだが・・・
「アベノミックス」には、そうした悲観的シナリオを凌駕する力がまだまだ備わっているのだろうか?
海底からメタンハイドレート採取に成功(NHK)
資源エネルギー庁は、将来の国産天然ガスの資源として期待されている「メタンハイドレート」について、愛知県と三重県の沖合で世界で初めて海底からのガスの採取に成功したと発表しました。
発表によりますと、12日午前9時半ごろ、愛知県と三重県の沖合で、国の委託を受けた独立行政法人のJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構が中心に進めているメタンハイドレートの試験開発で、海底より数百メートルの深さの地層から天然ガスの採取に成功しました。
資源エネルギー庁によりますと、海底にあるメタンハイドレートからの天然ガスの採取は世界でも初めてということです。
メタンハイドレートは、天然ガスと水が結びついてシャーベット状になった天然資源で、「燃える氷」とも呼ばれています。
日本近海の海底でも埋蔵が確認されているため、将来の国産天然ガス資源として期待が高まっていて、政府はこのうち愛知県と三重県の沖合で、ことし1月から試験開発を進めてきました。
現場では今後、2週間ほどかけてガスが安定的に採取できるかを調査するということです。
今回の海底には日本の天然ガス使用量の14年分に相当するメタンハイドレートの埋蔵が見込まれていて、資源エネルギー庁は、5年後をめどに商業化に向けた技術を確立したいとしています。
課題は生産コストと効率
エネルギーのほとんどを輸入に頼っている日本。
特に原発事故以降は、火力発電用の燃料輸入が増大しているため、国産エネルギーの開発を急ピッチで進めています。
この中でも、将来の国産のエネルギー源として最も期待されているのがメタンハイドレートです。
メタンハイドレートは、日本近海の広い範囲で埋蔵されていることが分かっています。
今回、試験開発されている海域だけでも、日本の天然ガス消費量の14年分の埋蔵量が見込まれています。
さらに、新潟県の上越沖や北海道の網走沖、日本海の秋田県から山形県にかけての沖合などで実際にメタンハイドレートが確認されているほか、紀伊半島から四国、九州にかけての太平洋沿岸でも埋蔵の可能性が指摘されていて、日本近海の埋蔵量を合わせれば、日本の天然ガス消費量の100年分に相当するという試算もあります。
このため、政府内には「商業生産が実現すればエネルギーの輸入依存体質を大きく変えられる」といった見方もあり、開発にはこれまで588億円が投じられています。
ガスと水が結びついたシャーベット状のメタンハイドレートから、天然ガスを採取するには高い技術が求められますが、日本はこの技術面で世界をリードしています。
世界で初めて内陸部のメタンハイドレートからガスが採取されたカナダ北西部の内陸部での試験開発も、日本政府が中心になって進めました。
一方、課題は生産コストです。
通常の天然ガスは、埋蔵している地層にパイプを通せばガスが出てくるのに対し、メタンハイドレートは、シャーベット状の固体からガスだけを取り出す必要があります。
このため、今回の試験採取については、アメリカで生産が増加しているシェールガスと比べても、コストは17倍になっているという試算もあります。
また、一般的なガス田に比べると、メタンハイドレートからガスを採取する効率は10分の1程度とされ、効率の悪さも課題です。
政府は、商業生産に向けて5年後をめどに生産技術の確立を目指すとしていますが、コストの圧縮や、効率の向上が大きな課題となりそうです。
一方、電力会社やガス会社は、今回のガス採取について期待感をもっているものの、商業生産に向けてはまだ多くの技術的な課題があるとして、今後の開発状況を見極めたいとしています。
ま、本格的に商用化できれば、日本は一転してエネルギー輸出国になる可能性があるが、まだまだ試験採掘の段階が今後も続くと見られ、採算面等を考慮に入れると、恐らく軌道に乗るのは早くても15~20年先。国の財政状態が今以上に悪化を辿っていれば、もっと遅れる恐れもある。
よって、仮にメタンハイドレートが軌道に乗ると仮定して、その間のつなぎともいうべき期間のエネルギー対策は早急に打たねばならないだろうな。
ま、今後はLNGが主力となり、コンバインドサイクルやシェールガスが加わる一方、自然や再生可能といった、「地産地消型エネルギー」についても、現在急ピッチで開発が進んでいることもあり、旧来型の火力にも変わりうるエネルギー開発が求められるところ。
一方、国、財界の間では、原発待望論が根強く残っているが、野田政権下で無理やり再稼働させた大飯を除き、他は全て止まっているにもかかわらず、電力供給が停止するようなことが、(東日本大震災発生以降)これまでなかったことを考えると、いよいよ出番がなくなりつつあるのかな、という気もする。
資源エネルギー庁は、将来の国産天然ガスの資源として期待されている「メタンハイドレート」について、愛知県と三重県の沖合で世界で初めて海底からのガスの採取に成功したと発表しました。
発表によりますと、12日午前9時半ごろ、愛知県と三重県の沖合で、国の委託を受けた独立行政法人のJOGMEC=石油天然ガス・金属鉱物資源機構が中心に進めているメタンハイドレートの試験開発で、海底より数百メートルの深さの地層から天然ガスの採取に成功しました。
資源エネルギー庁によりますと、海底にあるメタンハイドレートからの天然ガスの採取は世界でも初めてということです。
メタンハイドレートは、天然ガスと水が結びついてシャーベット状になった天然資源で、「燃える氷」とも呼ばれています。
日本近海の海底でも埋蔵が確認されているため、将来の国産天然ガス資源として期待が高まっていて、政府はこのうち愛知県と三重県の沖合で、ことし1月から試験開発を進めてきました。
現場では今後、2週間ほどかけてガスが安定的に採取できるかを調査するということです。
今回の海底には日本の天然ガス使用量の14年分に相当するメタンハイドレートの埋蔵が見込まれていて、資源エネルギー庁は、5年後をめどに商業化に向けた技術を確立したいとしています。
課題は生産コストと効率
エネルギーのほとんどを輸入に頼っている日本。
特に原発事故以降は、火力発電用の燃料輸入が増大しているため、国産エネルギーの開発を急ピッチで進めています。
この中でも、将来の国産のエネルギー源として最も期待されているのがメタンハイドレートです。
メタンハイドレートは、日本近海の広い範囲で埋蔵されていることが分かっています。
今回、試験開発されている海域だけでも、日本の天然ガス消費量の14年分の埋蔵量が見込まれています。
さらに、新潟県の上越沖や北海道の網走沖、日本海の秋田県から山形県にかけての沖合などで実際にメタンハイドレートが確認されているほか、紀伊半島から四国、九州にかけての太平洋沿岸でも埋蔵の可能性が指摘されていて、日本近海の埋蔵量を合わせれば、日本の天然ガス消費量の100年分に相当するという試算もあります。
このため、政府内には「商業生産が実現すればエネルギーの輸入依存体質を大きく変えられる」といった見方もあり、開発にはこれまで588億円が投じられています。
ガスと水が結びついたシャーベット状のメタンハイドレートから、天然ガスを採取するには高い技術が求められますが、日本はこの技術面で世界をリードしています。
世界で初めて内陸部のメタンハイドレートからガスが採取されたカナダ北西部の内陸部での試験開発も、日本政府が中心になって進めました。
一方、課題は生産コストです。
通常の天然ガスは、埋蔵している地層にパイプを通せばガスが出てくるのに対し、メタンハイドレートは、シャーベット状の固体からガスだけを取り出す必要があります。
このため、今回の試験採取については、アメリカで生産が増加しているシェールガスと比べても、コストは17倍になっているという試算もあります。
また、一般的なガス田に比べると、メタンハイドレートからガスを採取する効率は10分の1程度とされ、効率の悪さも課題です。
政府は、商業生産に向けて5年後をめどに生産技術の確立を目指すとしていますが、コストの圧縮や、効率の向上が大きな課題となりそうです。
一方、電力会社やガス会社は、今回のガス採取について期待感をもっているものの、商業生産に向けてはまだ多くの技術的な課題があるとして、今後の開発状況を見極めたいとしています。
ま、本格的に商用化できれば、日本は一転してエネルギー輸出国になる可能性があるが、まだまだ試験採掘の段階が今後も続くと見られ、採算面等を考慮に入れると、恐らく軌道に乗るのは早くても15~20年先。国の財政状態が今以上に悪化を辿っていれば、もっと遅れる恐れもある。
よって、仮にメタンハイドレートが軌道に乗ると仮定して、その間のつなぎともいうべき期間のエネルギー対策は早急に打たねばならないだろうな。
ま、今後はLNGが主力となり、コンバインドサイクルやシェールガスが加わる一方、自然や再生可能といった、「地産地消型エネルギー」についても、現在急ピッチで開発が進んでいることもあり、旧来型の火力にも変わりうるエネルギー開発が求められるところ。
一方、国、財界の間では、原発待望論が根強く残っているが、野田政権下で無理やり再稼働させた大飯を除き、他は全て止まっているにもかかわらず、電力供給が停止するようなことが、(東日本大震災発生以降)これまでなかったことを考えると、いよいよ出番がなくなりつつあるのかな、という気もする。
谷津田将吾3・11忘れない…各場で黙とう(日刊スポーツ)
東日本大震災から2年の11日、全国の競輪場では地震発生時刻の午後2時46分に選手、関係者が犠牲者に黙とうをささげた。小田原に参戦中の谷津田将吾(33)は福島・双葉町の出身で、自らも自宅で被災した。「地震の時は病院に行く予定で家にいました。本当は午後に練習に行くつもりだったんですが、街道練習していたところは津波でもう何もない。こんなことが起きるのかと思ったし、今生きているだけで幸せだと思う。この出来事は一生忘れることはないです」と語った。またG2開催中の児島ボートや戸田ボートでも同時刻に場内アナウンスされ、黙とうを行った。
笠松でも黙祷が行われた。
向山牧騎手セレモニー☆ (場立ちの予想屋「大黒社」です!)
本日は東日本大震災により犠牲となられた方々に対し哀悼の意を表すべく、笠松競馬場においても1分間の黙とうを捧げ、御冥福をお祈りいたしました。
東日本大震災から2年の11日、全国の競輪場では地震発生時刻の午後2時46分に選手、関係者が犠牲者に黙とうをささげた。小田原に参戦中の谷津田将吾(33)は福島・双葉町の出身で、自らも自宅で被災した。「地震の時は病院に行く予定で家にいました。本当は午後に練習に行くつもりだったんですが、街道練習していたところは津波でもう何もない。こんなことが起きるのかと思ったし、今生きているだけで幸せだと思う。この出来事は一生忘れることはないです」と語った。またG2開催中の児島ボートや戸田ボートでも同時刻に場内アナウンスされ、黙とうを行った。
笠松でも黙祷が行われた。
向山牧騎手セレモニー☆ (場立ちの予想屋「大黒社」です!)
本日は東日本大震災により犠牲となられた方々に対し哀悼の意を表すべく、笠松競馬場においても1分間の黙とうを捧げ、御冥福をお祈りいたしました。
日本選手権の特選3個レース番組を発表(日刊スポーツ)
◆19日・11R特選(16:30)
【1】成田 和也(34=福島、88期、SS)追込
【2】長塚 智広(34=茨城、81期、SS)追ま
【3】村上 博幸(33=京都、86期、S1)追ま
【4】小倉 竜二(36=徳島、77期、S1)追込
【5】渡辺 一成(29=福島、88期、S1)逃ま
【6】三宅 達也(35=岡山、79期、S1)ま追
【7】飯嶋 則之(34=栃木、81期、S1)追込
【8】園田 匠(31=福岡、87期、S1)追ま
【9】深谷 知広(23=愛知、96期、SS)逃ま
◆20日・10R特選(15:47)
【1】村上 義弘(38=京都、73期、SS)ま逃
【2】後閑 信一(42=東京、65期、S1)追ま
【3】浅井 康太(28=三重、90期、SS)ま逃
【4】小野 俊之(36=大分、77期、S1)追込
【5】藤木 裕(28=京都、89期、S1)逃ま
【6】岩津 裕介(31=岡山、87期、S1)追ま
【7】山崎 芳仁(33=福島、88期、SS)ま逃
【8】木暮 安由(28=群馬、92期、S1)自在
【9】伏見 俊昭(37=福島、75期、S1)追ま
◆20日・11R特選(16:30)
【1】岡田 征陽(32=東京、85期、SS)追ま
【2】脇本 雄太(23=福井、94期、S1)逃ま
【3】佐藤 友和(30=岩手、88期、SS)ま逃
【4】稲垣 裕之(35=京都、86期、S1)ま逃
【5】武田 豊樹(39=茨城、88期、SS)逃ま
【6】小嶋 敬二(43=石川、74期、S1)逃ま
【7】佐藤慎太郎(36=福島、78期、S1)追込
【8】合志 正臣(35=熊本、81期、S1)追込
【9】神山雄一郎(44=栃木、61期、S1)追込
◆19日・11R特選(16:30)
【1】成田 和也(34=福島、88期、SS)追込
【2】長塚 智広(34=茨城、81期、SS)追ま
【3】村上 博幸(33=京都、86期、S1)追ま
【4】小倉 竜二(36=徳島、77期、S1)追込
【5】渡辺 一成(29=福島、88期、S1)逃ま
【6】三宅 達也(35=岡山、79期、S1)ま追
【7】飯嶋 則之(34=栃木、81期、S1)追込
【8】園田 匠(31=福岡、87期、S1)追ま
【9】深谷 知広(23=愛知、96期、SS)逃ま
◆20日・10R特選(15:47)
【1】村上 義弘(38=京都、73期、SS)ま逃
【2】後閑 信一(42=東京、65期、S1)追ま
【3】浅井 康太(28=三重、90期、SS)ま逃
【4】小野 俊之(36=大分、77期、S1)追込
【5】藤木 裕(28=京都、89期、S1)逃ま
【6】岩津 裕介(31=岡山、87期、S1)追ま
【7】山崎 芳仁(33=福島、88期、SS)ま逃
【8】木暮 安由(28=群馬、92期、S1)自在
【9】伏見 俊昭(37=福島、75期、S1)追ま
◆20日・11R特選(16:30)
【1】岡田 征陽(32=東京、85期、SS)追ま
【2】脇本 雄太(23=福井、94期、S1)逃ま
【3】佐藤 友和(30=岩手、88期、SS)ま逃
【4】稲垣 裕之(35=京都、86期、S1)ま逃
【5】武田 豊樹(39=茨城、88期、SS)逃ま
【6】小嶋 敬二(43=石川、74期、S1)逃ま
【7】佐藤慎太郎(36=福島、78期、S1)追込
【8】合志 正臣(35=熊本、81期、S1)追込
【9】神山雄一郎(44=栃木、61期、S1)追込
アジア選手権のトラックが7日から11日まで行われていたが、日本はエリートについては金はゼロだった。ジュニアは男子団抜と男子ポイントレースの原井が優勝した。
ミンスク世界選に次ぐ「悲報」・・・
ミンスク世界選に次ぐ「悲報」・・・
2013-03-09 『KEIRINマガジン』4月号本日発売! そして悲しいお知らせも…
9日に発売されたけいりんマガジンが、当年4月号をもって休刊。
月刊競輪も去年休刊となった(KEIRIN.JPにて中身は一部継承)し、これで競輪の月刊雑誌は消滅したのではないか。
かつては月刊競輪ダービー、なんてものもあったけど、競輪の市販情報紙はプロスポーツを残すのみか・・・
9日に発売されたけいりんマガジンが、当年4月号をもって休刊。
月刊競輪も去年休刊となった(KEIRIN.JPにて中身は一部継承)し、これで競輪の月刊雑誌は消滅したのではないか。
かつては月刊競輪ダービー、なんてものもあったけど、競輪の市販情報紙はプロスポーツを残すのみか・・・