公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

3月24日の優勝戦・重賞結果

2013-03-24 22:17:39 | 各日の公営競技
・中央競馬重賞

中京 高松宮記念(GI)  ロードカナロア 牡5 57.0 岩田康誠 1:08.1=レコード 安田隆行

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中山 マーチステークス(GIII) グランドシチー 牡6 58.0 津村明秀 1:52.6 相沢郁

マーチSが行われ、津村明秀騎手騎乗の2番人気グランドシチー(牡6、美浦・相沢郁厩舎)が後方待機から4角で前を射程圏に入れると、逃げて直線半ばでセーフティーリードをとったかに見えた6番人気バーディバーディをハナ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分52秒6(良)。

・競輪

立川 日本選手権競輪(GI) 村上義弘 5121

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四日市

S級 紺野哲也 431

A級 近藤龍徳 211

・競艇

桐生 長田頼宗 1612112511

 杉山正樹 123111211

三国 松村康太 1143311

尼崎 石田政吾 1111341121511

児島 川島圭司 1511146211

・オートレース

山陽 プレミアムカップオートレース(GI) 高橋貢 14411

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・地方競馬重賞

帯広 ばんえい記念 カネサブラック 牡11 1000 松田道明 3分43秒1 松井浩文

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福山 ファイナルグランプリ ビーボタンダッシュ 牡8 56 三村展久 1分57秒3 小嶺英喜

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「峻ちゃん」優出だ

2013-03-24 21:56:58 | 競艇
71歳加藤峻二が最年長優出記録更新/戸田(日刊スポーツ)

<戸田ボート>◇4日目◇24日

 ボート界の生ける伝説・加藤峻二が優出を決めた。71歳2カ月と13日で万谷章の持つ69歳22日の最年長優出記録を塗り替えた。加藤は「フライングしても転覆しても最年長でしょ」と言ったものの、さすがに満面の笑み。とにかくエンジンが出ていて「こんなにターン足がしっかりしてるのも最近ないね。(優勝を)狙える足。楽しみがある」とエンジンへの信頼感は相当なもの。02年12月びわこ以来となる通算120回目の優勝を決めて、最年長優勝記録も更新する。


25日の戸田優勝戦メンバー

1佐藤 翼
2西田 靖
3加藤 峻二
4秋元 哲
5秦 英悟
6山崎 毅
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「魂の走り」

2013-03-24 21:49:29 | 競輪
競輪暦54年のコーナーより

残る椅子は6席。高松宮記念杯・寛仁親王牌・オールスター・競輪祭の覇者に、深谷は別格として賞金では2人の狭き門に成りましたが、競輪祭までのデッドヒートから目は離せません。立川の大舞台に戻って来る9人の顔ぶれが今から楽しみです。それにしても村上義弘の強運には頭が下がります。奈良・玉野記念の優勝にダービーの決勝迄、連れて来てくれたのは間違いなく、村上本人が育てた近畿の後輩達、深谷が居ても単騎を貫く生き様が功を奏しての快挙。北日本の絆も素晴らしいものがありましたが、近畿勢の絆が上廻った結果。京王閣グランプリVから、行事そして、決められた斡旋を全てこなし、平のチャリーズ杯では3日間ファンサービスに努めていた男が成し遂げた大きな勲章、素直に拍手です。

競輪は最後はやっぱり「絆」です、ってか。
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さらば福山競馬!

2013-03-24 21:22:40 | 競馬
福山競馬 63年の歴史に幕、ラストランに1万人声援(スポニチアネックス)

中国地方に唯一残っていた地方競馬「福山市営競馬」(広島県福山市)で24日、最後のレースが開催され、63年の歴史に幕が下りた。集まったファンからは廃止を惜しむ声が上がった。

 戦後復興の財源を確保するため、1949年9月から始まった。最盛期は年間345億円の売り上げがあったが、近年は最盛期の4分の1に落ち込み、累積赤字は18億円以上に。羽田皓市長が昨年11月に廃止を表明した。

 この日は、全12レースが開催され、約1万人が声援を送った。最終レース後に開かれたセレモニーで、羽田市長は「市民や全国のファンに支えられたことに感謝したい」とあいさつ。満員のスタンドからは「何でやめるんだ」「もっとやろう」と悲鳴にも似た声が上がった。

 地方競馬ファンという高松市の自営業近井弘文さん(42)は「一緒に見ると、初対面の人とでも仲良くなれるのが魅力」。2人の子どもを連れてきた福山市の堂脇恵理さんは「4歳の長男にせがまれて3年前から通っていた。地元で見られなくなって寂しい」と話した。


大師匠が中京競馬場で、

「おう!福山で1万人ってな!今日(24日の宮記念当日)の中京よりも混雑度合いがひどいでぇ!」

と言っていたが、おそらく、普段の10倍近くの入りであっただろう。

日頃からそれくらい入っていれば、潰れることなどなかったのだろうが、もはや、やめると決まった以上、これを覆すことはできない。

福山競馬が63年間の歴史に幕、ビーボタンダッシュがラストを飾る/ファイナルグランプリ (netkeiba.com)

24日、1949年(昭和24年)9月18日の開設以来、63年間の長い歴史に幕を閉じる福山競馬場で、第6回ファイナルグランプリ(4歳上・ダ1800m・1着賞金200万円)が行われ、道中3番手を追走していた三村展久騎手騎乗の1番人気ビーボタンダッシュ(牡8、福山・小嶺英喜厩舎)が、4コーナーで逃げ込みを図る7番人気ホッカイキコチャン(牝4、福山・松本満夫厩舎)に並びかけると、最後は2頭でのマッチレースを展開。ゴール前の残り50mでは、ビーボタンダッシュが抜け出し、最後はホッカイキコチャンに1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒3(良)。

 さらに6馬身差の3着に、5番人気アグリノキセキ(牡4、福山・高本友芳厩舎)が入った。なお、2番人気フレアリングマリー(牝5、福山・小嶺英喜厩舎)は4着、3番人気サマースピード(牡7、福山・徳本慶一厩舎)は6着に敗れている。

 勝ったビーボタンダッシュは、父クロフネ、母フサイチエレガンス、その父Rahyという血統。通算49戦目で、嬉しい重賞初制覇で通算4勝目。

 開催最終日の福山競馬は、朝の第1レースから11レースまでは、「ありがとう福山競馬」と銘打ってレースが開催されて、小さなスタンドも大入り満員の大観衆。最終レースとなったファイナルグランプリは、4月からは大井への移籍が決定している当地のホープ・三村展久騎手とビーボタンダッシュを先頭にして、フルゲート10頭と10名の騎手が最後のゴール板を続々と通過。63年間の長い歴史に幕を下ろした。

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ばんえい記念回顧

2013-03-24 21:15:01 | 大レース回顧集
第45回ばんえい記念が24日、帯広競馬場で行われた。

名ばん馬カネサブラック、186戦目のラストランで有終V/ばんえい記念(netkeiba.com)

24日、帯広競馬場でばんえい競馬の最高峰レース第45回ばんえい記念(4歳上・直200m、1着賞金300万円)が行われ、通算186戦目を迎えたこのレースをもって現役引退を表明している、2011年の覇者で松田道明騎手騎乗の1番人気カネサブラック(牡11、ばんえい・松井浩文厩舎)が2度目の障害を先頭で駆け降りてそのまま逃げ切り、ゴール前でじわじわと迫った3番人気ギンガリュウセイ(セ9、ばんえい・久田守厩舎)に、1.9秒差をつけ優勝した。勝ちタイムは3分43秒1(馬場1.8)。

 さらに9.3秒差の3着に、5番人気キタノタイショウ(牡7、ばんえい・服部義幸厩舎)が入った。

 なお、勝ち馬と同じく引退レースとなった、2番人気ナリタボブサップ(牡11、ばんえい・槻舘重人厩舎)は5着に敗れている。


第二障害で先頭に立ったときには、このままの勢いでリードを広げるかに思われたカネサブラックだが、その後何度か止まった末、最後はギンガリュウセイの猛追を受けることになった。しかし、ギンガが迫ってくると併せて動きだし、結局、リードを許すことなく2度目のばんえい記念優勝とあいまった。


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山陽・プレミアムカップオートレース回顧

2013-03-24 21:07:42 | 大レース回顧集
特別GI・共同通信社杯プレミアムカップオートレース優勝戦が24日、山陽オートレース場で行われた。

【共同通信社杯】高橋が4度目の優勝(スポニチアネックス)

オートレースの共同通信社杯プレミアムカップ(G1)最終日は24日、山口県の山陽オートレース場で優勝戦(4100メートル、8周)を行い、高橋貢(伊勢崎)が2分18秒2(上がり3秒371)で、このレース4度目の優勝を飾り、賞金700万円を獲得した。高橋は今年初優勝で、G1は通算26勝目。

 2周目に先頭に立った藤岡一樹(山陽)がスピードに乗りレースを引っ張った。高橋は3番手から永井大介(船橋)を抜き2番手。続いて7周目3コーナーで藤岡をきれいに抜き去り勝負を決めた。藤岡が2着、永井が3着だった。

 払戻金は連単が(3)―(7)で6850円、3連単が(3)―(7)―(1)で3万5510円。

 ▼高橋貢選手の話 表彰台に立てて、すごくうれしい。試走から手応えは良かったし、スタートも自分なりに良かった。追っていても余裕があった。また、ここに立てるように頑張りたい。



有吉が残りあと6周付近で急激に後退を強いられたため、それに替わる形で先頭に立った藤岡がよく頑張ったが、最後は「絶対王者」の貫禄勝ちだった。

【山陽・プレミアムC】高橋貢が全場G1制覇!史上4人目(スポニチアネックス)

山陽オート・特別G1「プレミアムカップ」は24日、12Rで優勝戦が行われ、高橋貢(41=伊勢崎)が7周3角、トップ奪取から快勝。プレミアムカップ連覇でG1通算26回目&今年初V、またこの勝利で史上4人目のG1全場制覇を達成。

 既にグランドスラムを達成している貢。燃え尽きずにモチベーションを保ち続けている理由に、新星・青山周平の存在を挙げた。「いい刺激。進化を止めちゃいけないと思えた。これからも進化してファンだけでなく、いろいろな人に発信していきたい」と王者らしいコメントを残した。
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日本選手権競輪回顧

2013-03-24 20:49:01 | 大レース回顧集
第66回日本選手権競輪決勝が24日、立川競輪場で行われた。

『第66回日本選手権競輪(GI)レポート』 最終日編(KEIRIN.JP)

号砲が鳴ると外枠の9 深谷知広がいち早く出て誘導の後ろを取る。初手は深谷、1 村上義弘、5 佐藤友和ー8 菊地圭尚ー7 山崎芳仁ー3 成田和也ー4 佐藤慎太郎、6 牛山貴広ー2 武田豊樹の順。

 周回が進み、青板ホームから牛山が早めに上昇し、佐藤友を押さえる。すると佐藤友はすぐに武田の後ろに車を下げた。牛山は青板バックを過ぎたところで誘導を下ろし、先頭に躍り出る。すると、すかさず佐藤友が反撃に出て、牛山を叩いて主導権を奪う。このとき、山崎は口が空いて武田にさばかれてしまい、茨城コンビは菊地の後ろにはまる。また、村上は巧く武田の後位にスイッチし、前受けの深谷は最後方まで下げて様子をうかがう。先頭の佐藤友は緩めることなくフカしていく一方で、ジャンで牛山が仕掛けるが、菊地に弾かれ万事休す。最終ホームを通過し、佐藤友がタレてくると、菊地が番手まくり敢行。しかし、菊地もすでに脚を消耗していて伸びは今ひとつ。すると、その上を武田がまくっていき、バック線を先頭で通過。武田に続いた村上、山崎らがゴール目掛けてモガく一方、深谷も後方からスパート。最後は武田を追った村上が直線抜け出して1着でゴールした。深谷は猛然と外を迫るも2着まで。山崎が3着、武田はゴール前失速して4着。



いわゆる、北日本の「ミエミエ作戦」は意外と決まらない、という話をしたが、形はともあれ、そうなってしまった。上記の通り、山崎が佐藤-菊地が上昇した際に、武田、村上に入り込まれてしまい、加えて武田が佐藤、菊地を最終バック手前で沈めると、山崎は追走に手一杯の感じ。

これに対し、深谷は最終1角付近で行ききれない動きのように見られたが、なんと最終2センター8番手から脅威のスパート。一方、4角から直線を向いて村上が武田を交わして先頭に立ったが、深谷が急追。結局、村上が深谷を3/4車輪退け、2年ぶり2度目の「ダービー王」となった。しかし、2着となり、完全優勝を逃したとはいえ、深谷の「敗れてなお強し」の印象が強く残った一戦だった。

【立川ダービー】村上義が2度目の優勝「ほっとしている」(スポニチアネックス)

▼村上義弘選手の話 大会に入っても体が重かったが、攻めていく気持ちが流れを呼んだ。昨年のグランプリに勝った責任ある立場で、日本選手権に優勝できてほっとしている。素直にうれしい。

 ▽決勝2425メートル(6周=先頭固定)(1)村上義弘(京都)3分29秒7(上がり11秒9)(2)深谷知広(愛知)3/4輪(3)山崎芳仁(福島)1輪(4)武田豊樹(茨城)1/2身(5)成田和也(福島)3/4輪(6)佐藤慎太郎(福島)1身1/2(7)菊地圭尚(北海道)大差(8)牛山貴広(茨城)大差(9)佐藤友和(岩手)3身


【立川ダービー】村上1人勝ち!2年ぶり2度目のダービー王(スポニチアネックス)

村上が2度目のダービー王――G1「第66回日本選手権競輪」の決勝戦は24日、立川競輪場で行われ、村上義弘(38=京都・73期)が優勝。賞金6000万円と「グランプリ2013」(12月30日=立川)の出場権利を獲得した。村上のダービー優勝は11年の名古屋以来2回目、G1優勝は4回目。なお完全優勝に挑んだ深谷知広は2着、グランドスラム達成を目指した山崎芳仁は3着だった。

 己の競輪道を貫いた村上が2年ぶり2回目のダービー王に輝いた。

 決勝戦9人のメンバーが決定した23日夕方。村上は「単騎で自分の走りをする」ことに迷いがなかった。深谷の後ろからレースを運ぶという選択肢もあったが「自分が今までやってきた走りがあるからこそ後輩たちが頑張ってくれる。自分の走りをすることが仲間への礼儀だと思う」と村上ならではの決意だった。

 5人の北日本勢と絶好調の深谷相手に厳しい戦いが予想された決勝戦。グランプリ2012以来の単騎戦は「後方にならないように前々に攻めてあとは流れに対応する」という自分の経験と競走本能に懸けた。武田の後ろに入る展開になり「最終2コーナーで出ようかと思ったが、武田さんが出そう」と瞬時に判断。武田のまくりに乗り、ゴール線を先頭で駆け抜けた。

 「日本選手権は(G1の中で)一番思い入れがある大会。優勝できてうれしい」と詰めかけたファンの声援に笑顔で応えた。2年前の名古屋ダービー優勝は「自分の人生の中で一番欲しかったタイトル」と喜び、今回は「1番車(グランプリ覇者)の責任がある立場なので」と喜びとともにホッとした一面も見せた。

 26日は京都市内のホテルでグランプリ優勝の祝勝会が行われるため「その場でいい報告ができるのもうれしい」と笑った。また村上の3人の娘は3月23日が次女、同26日が三女、同31日が長女の誕生日なので「いいプレゼントが買えて(笑い)いい誕生会になります」と村上家は笑顔が満開だ。

 立川ダービーを制覇して立川グランプリの出場権利を獲得。「今後も一戦一戦頑張るだけ。近畿はいい先行選手が育っているので与えられたメンバーの中で自分のレースをする」。村上の競輪道に迷いはない。

 ◆村上 義弘(むらかみ・よしひろ)1974年(昭49)7月6日生まれの38歳。京都市出身。私立花園高卒。94年4月プロデビュー。通算成績は1526戦488勝。通算取得賞金は13億1085万円。主な優勝は第18回全日本選抜(02年)、第46回オールスター(03年)、第64、66回日本選手権(11、13年)、グランプリ2012。1メートル70、75キロ。血液型O。
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高松宮記念回顧

2013-03-24 20:28:18 | 大レース回顧集
第43回高松宮記念が24日、中京競馬場で行われた。

1番人気は、11 ロードカナロアで1.3倍。2番人気は、12 ドリームバレンチノで9.4倍。10倍以下の単勝人気は以上2頭。

【高松宮記念】ロードカナロア強い!レコードでG1・3勝目(スポニチアネックス)

春の最強スプリント王決定戦G1「第43回高松宮記念」(芝1200メートル・晴良17頭)は24日、中京競馬場11Rで行われ、岩田騎手騎乗の1番人気、ロードカナロア(牡5=安田厩舎)が直線一気差しで快勝した。勝ち時計1分08秒1はコースレコード。

 レースは14 メモリアルイヤー、13 ハクサンムーンが先手争い。16 アイラブリリ、8 マジンプロスパー、2 ミキノバンジョーなどが続く。ロードカナロアは少し出遅れたスタートから中団でレースを展開。

 内ハクサンムーンが先頭で直線へ。これを15 サクラゴスペルが追うも、その外からやってきたのは、やはりロードカナロア。鞍上・岩田の左ムチに呼応し脚を伸ばすと、ハクサンムーンを一気にかわしてゴール。力の差をまざまざと見せつけた。

 ガッツポーズで喜びを表した岩田は「中団から抜け出してゴールまでよく伸びてくれた。これからも無事にこの馬の走りを一戦一戦味わいたい」と満足げに笑った。

 2着には末脚伸ばしたドリームバレンチノ、3着は粘ったハクサンムーンが入った。

 ◇ロードカナロア 父キングカメハメハ、母レディブラッサム。北海道新ひだか町のケイアイファーム生産、馬主はロードホースクラブ。戦績は15戦10勝(うち海外1戦1勝)、G13勝を含む重賞6勝。獲得賞金は5億3065万900円(うち海外8524万2900円)。


<短評>
・ロードカナロア・・・直線坂上までは中団をキープしつつも、坂をかけおりると一気に勝負をかけ、他馬よりも瞬発力の違いをまざまざと見せつけた。これで重賞4連勝、GIも3連続Vとなり、一時期、差しそびれのレースが続いたこともあったが、もはやどんな展開でも勝てるようになった。今後の期待がさらに膨らむ。

・ドリームバレンチノ・・・ハクサンムーンを交わすのが精一杯だったとはいえ、この馬なりにはよく伸びた。しかし、一頭図抜けた馬がいたために2着どまり。

・ハクサンムーン・・・よく粘った。ドリームバレンチノとは長い写真判定の末の3着。大健闘だ。

・サクラゴスペル・・・直線でじりじりとしか伸びれなかった。まだ現時点では上位2頭とは力の差がありそう。

・ダッシャーゴーゴー・・・この馬なりには伸びてはきたのだが。

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日本選手権競輪決勝

2013-03-24 07:50:57 | 競輪
2013/03/24(最終日)第11レース S級決勝2425m(6周)先頭固定競走 発走16時30分

1 村上 義弘 予5 二1 準2
2 武田 豊樹 予5 二2 準3
3 成田 和也 予2 ゴ2 準1
4 佐藤 慎太郎 予4 二1 準2
5 佐藤 友和 予2 ゴ4 準1
6 牛山 貴広 一1 二2 準2
7 山崎 芳仁 予2 ゴ6 準3
8 菊地 圭尚 一1 二2 準3
9 深谷 知広 予1 ゴ1 準1


『第66回日本選手権競輪(GI)』決勝戦共同インタビュー

【立川ダービー】山崎 全冠制覇に王手、快挙へ北日本勢結束(スポニチアネックス)

 立川競輪場で開催中のG1「第66回日本選手権競輪」は24日、最終日を迎え、第11Rで決勝戦が争われる。競輪ダービー王の栄誉と優勝賞金6000万円を懸けた大一番は史上4人目のグランドスラム(特別競輪全冠制覇)に王手をかけた山崎芳仁とダービー連覇に挑む成田和也を中心に5人で結束する北日本勢が優勢。しかし、ダービー初制覇を目指す快速・深谷知広、12年のMVP・武田豊樹、12年の賞金王・村上義弘ら実力者も虎視たんたん。激しい優勝争いが繰り広げられる。

 山崎が99年の神山雄一郎以来、4人目のグランドスラム(特別競輪全冠制覇)に王手をかけた。

 山崎が昨年9月の前橋オールスター優勝まで積み重ねたG1優勝は8回。その実績と共に「山ちゃん」は北日本の仲間に絶大な人気を誇る。山崎の飾らない素直な性格。そしてラインを大事に走ってきた今までの走りが支持されるのだ。

 兄弟子の佐藤慎が「山崎は格上だし、山崎を中心にラインを組むのが自然。僕は5番手」と結束を強調。また、同期で何度も山崎と連係している佐藤友も「僕が先頭でしっかり走る」と決勝戦の戦法に迷いがない。

 別線に深谷、武田、村上がいる大一番は激戦必至。細切れ戦なら今大会の動きから深谷リードは一目瞭然。しかし、佐藤友―菊地―山崎―成田―佐藤慎で結束する北日本の絆はあらゆる面で強力だ。直前の平記念でも5人の北日本勢が結束して深谷相手に山崎優勝、成田2着の結果を残した。

 「僕は北の3番手。(優勝の)チャンスがあるし頑張ります」。山崎は決勝戦を前にしても気負いはない。佐藤友が駆けて番手の菊地が踏み込み、そして山崎―成田の直線勝負となり山崎の偉業達成か、または成田のダービー連覇か。両者のゴール前勝負が大本線。

 この北日本勢を倒すのは4連勝でダービー初制覇に挑む深谷か。または弟子の牛山目標に4年ぶり2回目のダービー王を狙う武田か。そして、競輪道を貫き、2年ぶり2回目のダービー王を目指す村上か。記録と記憶に残る大一番になる。


【立川ダービー】村上兄 GP男“魂の走り”見せた、決勝は単騎(スポニチアネックス)

持ち前の“魂の走り”は健在だ。白のチャンピオンユニホームに身を包んだ村上が決勝に駒を進めてきた。決して体調は万全ではない。「普段の生活ですら、体の重さを感じている。今年はずっとまとまった練習ができていないから…」。年明けからさまざまなイベントなどに駆り出され、多忙を極める毎日。満足のいく練習ができていない。それでも体調面の不安を精神力でカバーするのが村上だ。

 初戦で5着に敗れ、無事故、完走で準決勝に進めるゴールデンレーサー賞ではなく、勝ち上がりの厳しい二次予選回りになった。「踏み出した感じが良くなくて」。逃げた川村をぎりぎりかわすのが精いっぱいだった二次予選。準決勝は前を任せた脇本の番手から抜け出したものの、佐藤友のまくりに屈して2着。「勝った佐藤君が強かった」と話すなど、(5)(1)(2)の勝ち上がりは決して満足できるものではないが、前回G1の松山全日本選抜(決勝5着)に続き、今回も決勝を外さなかった。気力だけで乗り越えてきた印象だ。

 残る関門はあと1つ。だが、これまで以上に状況は厳しい。決勝は北日本勢が5人。それも別線ではなく5人で連係するというのに、味方は1人もいない。それでも村上は本来の走りを貫く。「ラインに助けられてここまで来ることができたのだから、いつも通りの競走をするのが仲間への礼儀だと思う。深谷君は空いているが、単騎で自力。勝てるように頑張るだけ」と明言。作戦に一切の迷いはない。

 目指すは単騎でこん身のまくりを見せた昨年のグランプリでの“奇跡の復活”だ。直前練習で肋骨を骨折、誰もが無理だと思っていたからこそ、より勝利の印象が鮮烈だった。一昨年のダービー覇者、村上が再び奇跡を起こす。

 ◆村上 義弘(むらかみ・よしひろ)1974年(昭49)7月6日生まれの38歳。京都市出身。私立花園高卒。94年4月プロデビュー。主な優勝は第18回全日本選抜(02年)、第46回オールスター(03年)、第64回日本選手権(11年)、グランプリ2012。1メートル70、75キロ。血液型O。


【立川ダービー】深谷の衝撃!8番手からバンク新で突き抜けた(スポニチアネックス)

6000人を超えるファンが詰めかけた立川バンクに衝撃が駆け抜けた。準決勝10Rで立ち遅れた深谷は残り1周で絶体絶命の8番手。見ている誰もが深谷のまくり不発を予感した最終3コーナーだ。躍動感のあるフォームが急加速を始めると、残り100メートルで前を走る7人をごぼう抜き。大外を白の勝負服があっという間に突き抜けた。

 計測した、上がり10秒6はバンクレコード(従来の記録は遠沢健二の10秒9=93年3月)を20年ぶりに塗り替える驚異的なタイム。検車場で観戦していた選手仲間たちは「信じられない」「強過ぎる」「鳥肌が立った」「人間業じゃない」と口々に感嘆の声を上げた。

 S級トップレーサー162人がしのぎを削るG1最高峰のダービーだが、史上最速G1王者(デビューから684日)の強さ、速さだけが際立っている。初戦はお手本のような抑え先行で逃げ切り勝ち。風圧の壁を自ら切り裂き踏み上げた中で、残り1周は前半10秒6、後半11秒3の好タイムだ。

 ゴールデンレーサー賞は4番手を確保してからまくる冷静な判断力が光った。「仕上がりは問題ない。立川は走りやすいし、やっぱり成績がいい」と確かな手応えをつかみ、自然と笑みがこぼれる。2月の松山全日本選抜に続きG1は3連勝での決勝進出。ダービー完全Vとなれば86年(平塚)の滝沢正光氏(引退)以来、G1完全Vは98年9月の一宮オールスターの山口幸二氏(引退)以来の快挙となる。

 山崎のグランドスラム達成へ、北日本勢5車が鉄の結束を見せたが、深谷が生み出す異次元のスピードと今の勢いなら、その一枚岩をも打ち砕くシーンが思い浮かぶ。直前のいわき平記念決勝では北日本5車(飯野祐―渡辺一―山崎―成田―山田敦)の前にまくり不発の4着(優勝は山崎、2着成田)。決勝の大一番はそのリベンジ舞台でもある。「北日本勢は、かなり強力なので何とかしないと。難しくなると思うけど、優勝できるように考えて走りたい」。単騎の試練を克服してこそ新時代の王者。ダービー王の称号を手に入れ“深谷時代”が本格的に始まる。

 ◆深谷 知広(ふかや・ともひろ)1990年(平2)1月3日、愛知県安城市生まれの23歳。私立桜丘高卒。09年7月豊橋競輪場でプロデビュー。主な優勝はヤンググランプリ2010、第62回高松宮記念杯(11年)。高校時代には第62回国体(07年)スプリント、第15回アジアジュニア選手権大会(08年)スプリント・ケイリン・チームスプリントで優勝。師匠は金子貴志(37=愛知)。1メートル69、88キロ。血液型B。
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