イスラエル 米提案受け入れ ガザへの支援停止で人質解放迫る NHK 2025年3月2日 19時20分
イスラエルは、イスラム組織ハマスとの停戦を4月中旬まで維持し、ハマス側が拘束している人質の半数を直ちに解放するとしたアメリカの提案を受け入れると発表しました。その上で、ハマスがこれを受け入れるまでガザ地区への物資の搬入を停止するとし、圧力を強めています。
イスラエルとハマスの停戦合意は1日、第1段階の6週間が過ぎましたが、ガザ地区からイスラエル軍が完全に撤退し、恒久的な停戦を目指す第2段階への移行をめぐって双方の主張が対立し、停戦の継続が危ぶまれる状況となっています。
こうした中、イスラエル首相府は2日の声明で、アメリカのウィトコフ中東担当特使の提案を受け入れると発表しました。
提案では、まず、ガザ地区で1日に始まったイスラム教の断食月から、来月中旬に終わるユダヤ教の祭りの期間中は停戦を維持するとしています。
そして、ハマスが拘束している遺体を含む人質59人の半数を直ちに解放し、恒久的な停戦が合意に達した場合には、残る人質全員を解放するという内容だということです。
その上で、「ガザ地区へのすべての物資の搬入を2日の朝から停止することを決めた」として軍事侵攻の再開も示唆し、ハマス側に提案受け入れへの圧力を強めています。
これに対してハマスは、あくまでも、「イスラエル軍が完全撤退したあとに人質を解放する」とした第2段階への移行を求めていて、イスラエル側の対応について「人質たちの命を危険にさらすことになる」と批判するなど、双方の緊張が再び高まっています。
イスラエルは、イスラム組織ハマスとの停戦を4月中旬まで維持し、ハマス側が拘束している人質の半数を直ちに解放するとしたアメリカの提案を受け入れると発表しました。その上で、ハマスがこれを受け入れるまでガザ地区への物資の搬入を停止するとし、圧力を強めています。
イスラエルとハマスの停戦合意は1日、第1段階の6週間が過ぎましたが、ガザ地区からイスラエル軍が完全に撤退し、恒久的な停戦を目指す第2段階への移行をめぐって双方の主張が対立し、停戦の継続が危ぶまれる状況となっています。
こうした中、イスラエル首相府は2日の声明で、アメリカのウィトコフ中東担当特使の提案を受け入れると発表しました。
提案では、まず、ガザ地区で1日に始まったイスラム教の断食月から、来月中旬に終わるユダヤ教の祭りの期間中は停戦を維持するとしています。
そして、ハマスが拘束している遺体を含む人質59人の半数を直ちに解放し、恒久的な停戦が合意に達した場合には、残る人質全員を解放するという内容だということです。
その上で、「ガザ地区へのすべての物資の搬入を2日の朝から停止することを決めた」として軍事侵攻の再開も示唆し、ハマス側に提案受け入れへの圧力を強めています。
これに対してハマスは、あくまでも、「イスラエル軍が完全撤退したあとに人質を解放する」とした第2段階への移行を求めていて、イスラエル側の対応について「人質たちの命を危険にさらすことになる」と批判するなど、双方の緊張が再び高まっています。
