OPECプラス 4月から原油の供給拡大 予定どおり実施へ NHK 2025年3月4日 11時58分
サウジアラビアやロシアなど主な産油国でつくるOPECプラスは、4月から行うとしていた原油の供給拡大を予定どおり実施すると明らかにしました。
OPECプラスは3日、サウジアラビアやロシアなど8か国が実施している1日当たり220万バレルの自主的な減産について、予定どおり4月から減産の幅を段階的に縮小し、原油の供給を拡大すると発表しました。
供給の拡大はこれまで延期が繰り返されていて、原油価格の下支えをはかるねらいがあるとみられてきました。
一方、原油市場をめぐっては、アメリカのトランプ大統領がことし1月の世界経済フォーラムの年次総会、「ダボス会議」にオンラインで参加した際、原油価格の引き下げを求めていました。
OPECプラスは今回、トランプ大統領の発言については言及せず、理由について「前向きな市場の見通しを踏まえた」と説明していて、市場の状況に応じて方針の変更の可能性もあるとしています。
国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格は3日、OPECプラスの発表を受けて、一時、1バレル=67ドル台後半と去年12月以来、およそ3か月ぶりの水準まで下落しました。
サウジアラビアやロシアなど主な産油国でつくるOPECプラスは、4月から行うとしていた原油の供給拡大を予定どおり実施すると明らかにしました。
OPECプラスは3日、サウジアラビアやロシアなど8か国が実施している1日当たり220万バレルの自主的な減産について、予定どおり4月から減産の幅を段階的に縮小し、原油の供給を拡大すると発表しました。
供給の拡大はこれまで延期が繰り返されていて、原油価格の下支えをはかるねらいがあるとみられてきました。
一方、原油市場をめぐっては、アメリカのトランプ大統領がことし1月の世界経済フォーラムの年次総会、「ダボス会議」にオンラインで参加した際、原油価格の引き下げを求めていました。
OPECプラスは今回、トランプ大統領の発言については言及せず、理由について「前向きな市場の見通しを踏まえた」と説明していて、市場の状況に応じて方針の変更の可能性もあるとしています。
国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格は3日、OPECプラスの発表を受けて、一時、1バレル=67ドル台後半と去年12月以来、およそ3か月ぶりの水準まで下落しました。