“男女の賃金格差の改善を” 厚労省が分析ツール公開 NHK 2025年3月8日 5時25分
男女間の賃金格差の改善につなげてもらおうと、厚生労働省は自分の会社の従業員の給料や人事データをもとに、同じ業界の平均値と比較できる分析ツールを公開しています。
厚生労働省のおととしの調査では、働く男性の平均賃金を100とした場合、女性は74.8%と25ポイント以上の差があり、管理職の比率が低く勤続年数が短いことが主な理由だということです。
賃金の格差を改善してすべての人が活躍できる職場環境づくりに生かしてもらおうと、厚生労働省は自分の会社の状況をチェックする分析ツールをつくり、今月からホームページで公開しています。
このツールは表計算ソフトを活用していて、従業員ごとに給料や入社した年や役職などの人事データを入力します。
すると、自社における男女の賃金の差が示され、同じ業種で企業規模の近い会社の平均値と比較することができます。
さらに、女性管理職の割合や、勤続年数と残業時間について男女ごとの平均が示され、課題があれば「女性の配属や役割に問題がないか」や「長時間労働を前提とした働き方になっていないか」といった点などから見直すことができます。
現在、従業員301人以上の企業には男女の賃金格差の公表が義務づけられていますが、厚生労働省はその対象を拡大して101人以上とする方向で検討していて、今の通常国会に法律の改正案を提出する方針です。
男女間の賃金格差の改善につなげてもらおうと、厚生労働省は自分の会社の従業員の給料や人事データをもとに、同じ業界の平均値と比較できる分析ツールを公開しています。
厚生労働省のおととしの調査では、働く男性の平均賃金を100とした場合、女性は74.8%と25ポイント以上の差があり、管理職の比率が低く勤続年数が短いことが主な理由だということです。
賃金の格差を改善してすべての人が活躍できる職場環境づくりに生かしてもらおうと、厚生労働省は自分の会社の状況をチェックする分析ツールをつくり、今月からホームページで公開しています。
このツールは表計算ソフトを活用していて、従業員ごとに給料や入社した年や役職などの人事データを入力します。
すると、自社における男女の賃金の差が示され、同じ業種で企業規模の近い会社の平均値と比較することができます。
さらに、女性管理職の割合や、勤続年数と残業時間について男女ごとの平均が示され、課題があれば「女性の配属や役割に問題がないか」や「長時間労働を前提とした働き方になっていないか」といった点などから見直すことができます。
現在、従業員301人以上の企業には男女の賃金格差の公表が義務づけられていますが、厚生労働省はその対象を拡大して101人以上とする方向で検討していて、今の通常国会に法律の改正案を提出する方針です。