高額療養費制度見直しで質問相次ぐ 予算案 参議院で慎重検討へ NHK 2025年3月11日 4時52分
高額療養費制度の見直しをめぐり国会では、10日、与野党双方から質問が相次ぎ、石破総理大臣は患者などの意見を聴いて負担上限額の見送りに理解が得られるよう努める考えを強調しました。自民・公明両党は、見送りに伴う新年度予算案の取り扱いは、参議院での審議状況も見極めながら慎重に検討する方針です。
医療費が高額になった患者の自己負担を抑える高額療養費制度の見直しをめぐり、石破総理大臣は先週、2025年8月の負担上限額の引き上げを見送った上で、秋までに改めて制度のあり方を検討することを表明しました。
これを受けて参議院予算委員会では、10日、与野党双方から質問が相次ぎ、立憲民主党は「見送りは、党利党略で参議院選挙への影響を考えて凍結したのではないか。患者は、選挙が終わったら、強行されてしまうのではないかと心配している」とただしました。
これに対し、石破総理大臣は「選挙目当てでやることもないし、強行もしない。何よりも不安を抱えている患者や家族に理解をいただくべく最善を尽くしていく」と強調しました。
また、自民・公明両党の幹事長は新年度予算案に賛成した日本維新の会の幹事長と会談し、引き上げの見送りに理解を求め、引き続き予算案の成立に向けて協力を要請しました。
与党としては、引き上げの見送りに伴いおよそ100億円の費用が追加でかかることから、予算案を再び修正するかどうかなど、取り扱いは、参議院での審議状況も見極めながら慎重に検討する方針です。
岸田前総理大臣 麻生最高顧問 茂木前幹事長が会談
一方、自民党の岸田前総理大臣と麻生最高顧問、茂木前幹事長が昨夜、3時間近く会談しました。
3氏の会談は石破政権の発足後初めてで、少数与党のもとでの政権運営や党内情勢をめぐって意見を交わし、意思疎通を続けていくことを確認しました。
岸田氏と、麻生・茂木両氏は、政治とカネの問題への考え方の違いなどから当時、関係の悪化が指摘されていて、会談を通じて修復を図ったものとみられます。
高額療養費制度の見直しをめぐり国会では、10日、与野党双方から質問が相次ぎ、石破総理大臣は患者などの意見を聴いて負担上限額の見送りに理解が得られるよう努める考えを強調しました。自民・公明両党は、見送りに伴う新年度予算案の取り扱いは、参議院での審議状況も見極めながら慎重に検討する方針です。
医療費が高額になった患者の自己負担を抑える高額療養費制度の見直しをめぐり、石破総理大臣は先週、2025年8月の負担上限額の引き上げを見送った上で、秋までに改めて制度のあり方を検討することを表明しました。
これを受けて参議院予算委員会では、10日、与野党双方から質問が相次ぎ、立憲民主党は「見送りは、党利党略で参議院選挙への影響を考えて凍結したのではないか。患者は、選挙が終わったら、強行されてしまうのではないかと心配している」とただしました。
これに対し、石破総理大臣は「選挙目当てでやることもないし、強行もしない。何よりも不安を抱えている患者や家族に理解をいただくべく最善を尽くしていく」と強調しました。
また、自民・公明両党の幹事長は新年度予算案に賛成した日本維新の会の幹事長と会談し、引き上げの見送りに理解を求め、引き続き予算案の成立に向けて協力を要請しました。
与党としては、引き上げの見送りに伴いおよそ100億円の費用が追加でかかることから、予算案を再び修正するかどうかなど、取り扱いは、参議院での審議状況も見極めながら慎重に検討する方針です。
岸田前総理大臣 麻生最高顧問 茂木前幹事長が会談
一方、自民党の岸田前総理大臣と麻生最高顧問、茂木前幹事長が昨夜、3時間近く会談しました。
3氏の会談は石破政権の発足後初めてで、少数与党のもとでの政権運営や党内情勢をめぐって意見を交わし、意思疎通を続けていくことを確認しました。
岸田氏と、麻生・茂木両氏は、政治とカネの問題への考え方の違いなどから当時、関係の悪化が指摘されていて、会談を通じて修復を図ったものとみられます。