
高田馬場で女性刺され死亡 動画の配信中に襲われたか 男を逮捕 NHK 2025年3月11日 21時53分
11日午前、東京・新宿区の路上で女性が刃物で刺されて死亡し、男の容疑者が逮捕された事件で、亡くなったのは東京・多摩市に住む佐藤愛里さん(22)と確認されました。動画の配信中に襲われたとみられ、容疑者は警視庁の調べに対して「お金を渡していたが返してもらえなかった」などと供述しているということです。
11日午前10時前、新宿区高田馬場の路上で女性が突然、男に刃物で刺され、病院に搬送されましたが、頭や首、腹などを刺されていて、まもなく死亡しました。
警視庁によりますと、亡くなったのは東京・多摩市の22歳の佐藤愛里さんで、当時路上で動画の配信中だったとみられています。
警視庁は、現場にいた栃木県小山市の職業不詳 高野健一容疑者(42)を殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。
確保された際、刺したことを認めた上で、佐藤さんとトラブルがあったという趣旨の説明をしていたということです。
また、逮捕後の調べに対し、「佐藤さんにお金を渡していたが返してもらえなかった。殺そうとは思っていなかった」などと供述しているということです。
これまでの調べによりますと、現場には凶器とみられるサバイバルナイフのような刃物が落ちていたほか、容疑者のリュックサックの中に別のナイフ1本が入っていたということです。
警視庁は、容疑を殺人に切り替えて捜査を進めるとともに、容疑者の精神状態から刑事責任能力の有無を含め慎重に調べることにしています。
現場は高田馬場駅から南に300メートルほどの、住宅やビルが建ち並ぶところです。
目撃者「頭から血を流している女性がいた」
近くの工事現場で作業していた30代の男性は「騒がしかったので路上に出ると、頭から血を流している女性がいた。犯人とみられる男の人は落ち着いていて、横たわっている女性のスマートフォンを女性の顔に向けていた。警察官から『犯人はいるか?』と聞かれると『僕です』と手をあげていた。近くでこんなことが起きて怖い」と話していました。
また、近くのビルにいた会社役員の50代の男性は「女性の叫び声が聞こえたので、窓の外を見ると女性が倒れていた。追い詰められたような叫び声で、今も耳から離れない。ふだんは平穏な場所なので落ち着かない気持ちだ」と話していました。
容疑者“生配信中の動画を見て 居場所特定した”
警視庁によりますと、佐藤さんはアプリでの動画配信をしていて、配信を見た容疑者が、佐藤さんが当時働いていた飲食店に行くようになり、知り合ったということです。
容疑者は調べに対し、「10日に佐藤さんが『山手線の沿線を一周しながら動画配信をする』と告知しているのを見て、11日東京に来た。生配信中の動画を見ながら佐藤さんの居場所を特定した」などと供述しているということです。
佐藤さんが動画を配信していたサービスは、配信者と視聴者がコメントなどを通じてコミュニケーションをとることができます。
佐藤さんは事件当時、JR山手線の沿線を徒歩で1周する企画を配信している最中だったとみられます。
SNSには、配信されていた動画を見ていたとみられる人たちから、「急に助けてという声がした」とか「ナイフを持っていたのが配信に映っていた」などといった投稿が相次いで寄せられていました。
11日午前、東京・新宿区の路上で女性が刃物で刺されて死亡し、男の容疑者が逮捕された事件で、亡くなったのは東京・多摩市に住む佐藤愛里さん(22)と確認されました。動画の配信中に襲われたとみられ、容疑者は警視庁の調べに対して「お金を渡していたが返してもらえなかった」などと供述しているということです。
11日午前10時前、新宿区高田馬場の路上で女性が突然、男に刃物で刺され、病院に搬送されましたが、頭や首、腹などを刺されていて、まもなく死亡しました。
警視庁によりますと、亡くなったのは東京・多摩市の22歳の佐藤愛里さんで、当時路上で動画の配信中だったとみられています。
警視庁は、現場にいた栃木県小山市の職業不詳 高野健一容疑者(42)を殺人未遂の疑いでその場で逮捕しました。
確保された際、刺したことを認めた上で、佐藤さんとトラブルがあったという趣旨の説明をしていたということです。
また、逮捕後の調べに対し、「佐藤さんにお金を渡していたが返してもらえなかった。殺そうとは思っていなかった」などと供述しているということです。
これまでの調べによりますと、現場には凶器とみられるサバイバルナイフのような刃物が落ちていたほか、容疑者のリュックサックの中に別のナイフ1本が入っていたということです。
警視庁は、容疑を殺人に切り替えて捜査を進めるとともに、容疑者の精神状態から刑事責任能力の有無を含め慎重に調べることにしています。
現場は高田馬場駅から南に300メートルほどの、住宅やビルが建ち並ぶところです。
目撃者「頭から血を流している女性がいた」
近くの工事現場で作業していた30代の男性は「騒がしかったので路上に出ると、頭から血を流している女性がいた。犯人とみられる男の人は落ち着いていて、横たわっている女性のスマートフォンを女性の顔に向けていた。警察官から『犯人はいるか?』と聞かれると『僕です』と手をあげていた。近くでこんなことが起きて怖い」と話していました。
また、近くのビルにいた会社役員の50代の男性は「女性の叫び声が聞こえたので、窓の外を見ると女性が倒れていた。追い詰められたような叫び声で、今も耳から離れない。ふだんは平穏な場所なので落ち着かない気持ちだ」と話していました。
容疑者“生配信中の動画を見て 居場所特定した”
警視庁によりますと、佐藤さんはアプリでの動画配信をしていて、配信を見た容疑者が、佐藤さんが当時働いていた飲食店に行くようになり、知り合ったということです。
容疑者は調べに対し、「10日に佐藤さんが『山手線の沿線を一周しながら動画配信をする』と告知しているのを見て、11日東京に来た。生配信中の動画を見ながら佐藤さんの居場所を特定した」などと供述しているということです。
佐藤さんが動画を配信していたサービスは、配信者と視聴者がコメントなどを通じてコミュニケーションをとることができます。
佐藤さんは事件当時、JR山手線の沿線を徒歩で1周する企画を配信している最中だったとみられます。
SNSには、配信されていた動画を見ていたとみられる人たちから、「急に助けてという声がした」とか「ナイフを持っていたのが配信に映っていた」などといった投稿が相次いで寄せられていました。