公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

リアス式の海岸線など要因:岩手 大船渡の山林火災 消火難航

2025-03-01 23:21:34 | 事件ですか事故ですか
岩手 大船渡の山林火災 消火難航“リアス式の海岸線”など要因 NHK 2025年2月28日 17時28分

山林火災が続く岩手県大船渡市では、各地から集まった消防などによる懸命の消火活動が続いていますが、延焼は続いています。
調整を担当している仙台市消防局は消火活動を難しくしている要因として「変わりやすい気象条件」や「複雑な地形」をあげています。

消防隊員 約1800人参加で懸命の消火活動も…
総務省消防庁などによりますと、大船渡市の山林火災の消火活動には、2月28日午前7時の時点で岩手県内やほかの自治体からの応援も含めておよそ1800人の消防隊員が参加しているということです。

現場の消火活動の調整を担当している仙台市消防局によりますと、消火は主に2つの方法で続けられ地上からは民家への延焼を防ぐための放水を、上空からはヘリコプターで水を散布する活動を行っているということです。

しかし現在も延焼は続いていて、大船渡市は避難指示の地区を広げています。

注目
変わりやすい気象条件、複雑な地形が消火難しく
消火活動を難しくしている理由としてまず消防があげているのが「変わりやすい気象条件」です。

現地では雨や雪が少なく乾燥した状態が続いているうえ、現場では風の向きや強さも変わっているため、消火にあたる消防隊員の配置が決めづらい課題があるということです。

さらに、狭い湾が入り組んだリアス式の海岸線をもつ大船渡市特有の「複雑な地形」もあげています。

湾に沿って傾斜が急な山々も連なり、道路も狭くカーブが多くなっています。

このため大型の消防車両が火災現場まで接近しづらく、地上からホースでの消火が思うようにできないことや、湾の海水を使おうとしても車両の移動がスムーズにできないところもあるということです。

こうした事情に加えて、一部の場所では消火栓が使えなかったり防火水槽に水が十分に入っていなかったりするところもあるということです。

熱源 広範囲に観測

NASA=アメリカ航空宇宙局の人工衛星がとらえた地上の熱源のデータでは、2月27日にかけて岩手県大船渡市の沿岸南部で山林火災のものとみられる熱源が広がっていく様子が確認されています。

このデータは、最高375メートル四方の広さで識別できる解像度で地上の熱源を観測したもので、山林火災のおおよその頻度や位置などを把握するために利用されています。

NHKがデータをもとに可視化し、日ごとにまとめた地図からは、2月19日、大船渡市三陸町綾里の田浜地区の辺りに熱源を示す赤い場所が現れ、翌20日にはその範囲が広がっているのがわかります。

21日には熱源が東側にさらに広がっています。

22日から23日にかけても山あいの場所を中心に熱源が観測されていましたが範囲が徐々に小さくなります。

27日 NASAの人工衛星がとらえた熱源データ
2月24日から25日にかけては人工衛星が捉えられるほどの明確な熱源が確認されていませんが、26日、大船渡市赤崎町合足地区の辺りで再び熱源が観測され、27日はその範囲が北や東側に広がりました。

気象庁によりますと、大船渡市の降水量は今月1日から27日までに2.5ミリと例年と比べて極端に少なくなっています。

2月18日から28日まで11日間連続で乾燥注意報が発表されています。

空気が乾燥した状態はしばらく続く見通しです。

大船渡市災害対策本部 松川伸一防災管理室長
「山の上は地上より風が強く延焼しやすいことがある。また、山に消防車両があがって消火活動をすることが難しいうえに、空中からの消火も風の強さによってはできない状況もある」と消火活動の難しさを話していました。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3:27 「何とかは投げられた... | トップ | 年間500トン以上のコメを仕入... »
最新の画像もっと見る

事件ですか事故ですか」カテゴリの最新記事