JRAが評価した「クラス」はあくまでCPかAIの評価だろうし、単純に鵜呑みには出来ない
レースは生き物なのですw
騎手ではやはり日本が地の利で優勢だが、地方の「隻眼騎手」高知の宮川さんには頑張って貰いたいね
例によって注目度が高いのはフランスの美人騎手らしいw
■8月27日(日)札幌10R
2023ワールドオールスタージョッキーズ第3戦(2勝クラス、ダート1700m)
抜けた馬はいないが、前走3着以内の馬が4頭に対して、他はすべて前走7着以下という上下が極端に分かれたメンバー構成になった。必然的にA評価4頭に騎乗する岩田望来騎手(イーサンバーニング)、M.ヴェロン騎手(ナチュラルハイ)、リスポリ騎手(バライロノキセキ)、キング騎手(フォーワンセルフ)らは稼ぎ時だ。
明暗が分かれたのはB評価に騎乗する坂井騎手、戸崎騎手、宮川実騎手の3名か。宮川騎手のネイリッカは、4頭しかいない前走3着以内の馬の1頭。坂井騎手のオクトニオンも7着ながら勝ち馬とは0.3秒差に健闘している。一方、戸崎騎手のキョウワウォールは同じ7着ながら勝ち馬とは1.1秒差。それ以前も1.2秒差、0.7秒差、1.8秒差と惨敗を繰り返しており、これでB評価は少々厳しい。
一方、騎手で注目したいのが武豊騎手だ。騎乗するニャンチンノンは前走・芝ながら12着のC評価だが、鞍上は舞台となるダート1700mで今年10勝と荒稼ぎ。今夏の札幌でもエルムS(G3)勝利の他、合計5勝で勝率38.5%、3着以内率は53.8%と好成績を誇っている。
■8月27日(日)札幌12R
2023ワールドオールスタージョッキーズ第4戦(2勝クラス、芝1800m)
雌雄を決する最終戦で一歩リードするのは、A評価ウインシュクランに騎乗するC.ルメール騎手か。前走は逃げて勝ち馬と0.1秒差の2着。安定したスタートダッシュと先行力が魅力だけに、上位争いに最も近い存在といえるだろう。ただし、不気味なのはB評価マイネルダグラスに騎乗する武豊騎手の存在。こちらも前走は逃げて2着と好内容だっただけに、できればハナを切りたい馬。ルメール騎手としてはハイペースだけは避けたいところだ。
L.モリス騎手のショウナンアデイブはこのクラスで力上位の存在だが、200mの距離延長がカギ。もう1頭のA評価トゥードジボンは前走こそ7着だったが、長期休み明けだった前々走では2着。叩き3走目は如何にも走り頃だ。モレイラ騎手は、ここで勝っておきたい。
これらを追うのが、B評価キングロコマイカイに騎乗の川田騎手か。前走1勝クラスを勝ち上がったばかりだが、舞台は今回と同じ札幌・芝1800m。昇級戦になるが大崩れはなさそうだ。
安定感ではメタルスパークも屈指の存在だ。ただし、安定感は本来の走りをしてこそ。横山武騎手のポイント状況によっては、いつもより勝ちに行く競馬になる可能性もあり、馬券を買う際は、他馬も含めてジョッキーのポイント状況もチェックしておきたいところだ。
以上を踏まえると、優勝争いは川田騎手、坂井騎手、ルメール騎手、モレイラ騎手あたりが有力か。札幌でも走り慣れたジョッキーだけに着実にポイントを稼いできそうだ。他にも横山武騎手は毎年札幌で好成績を残すジョッキー、初参戦ではキング騎手が台風の目になるかもしれない。一方で、武豊騎手、戸崎騎手あたりはややくじ運に恵まれなかった感もある。
無論、これらはあくまで下馬評であり、WASJに名を連ねるトップジョッキーたちなら、多少不利な状況でも跳ね返せるだけの腕を持っている。いつ、どこで、誰が「神騎乗」を披露してもおかしくないのが、この騎手の祭典の大きな魅力の1つだ。ファンをアッと驚かせるような好騎乗の競演を期待したい。