JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社
たしかAMAZONで天体観測の本を物色しているとき、初めて見て、1年でアンドロメダ銀河を表紙のように映像化できる人、きっと5アリ(財力、知力、気力、体力、若さアリ)の人、財力ナシ・知力ナシ・気力ナシ・体力ナシ・若さナシの5ナシの私には関係ない世界とスルー。その後も、何度か色々なところで見かけましたが、完全スルーしていた。
ところが、JUNZOさん本人のツイッターが流れてきて、その内容が、「BKP130押し入れ行き」とのこと。
[9]-1 反射式はうまく踊れない
— 銀河星雲マニア JUNPY (@tmaniaxs) June 17, 2023
土星をもっと大きく見てみたい!と思い、激安の反射式天体望遠鏡「BKP130」購入。
が、その大きさに驚く(長さ約60cm)。
さぞや土星の凄い姿を拝めるのだろうと勝手に想像しワクワク。
が、実際は真逆だった!
全く楽しめないまま、押し入れ行きとなった。
何故か? pic.twitter.com/WZNiYAHg2y
「ええ!」「BKP130で、銀河撮れない?」これは一大事。BKP130(新名130PDS)2日前に買ったばかり、どうするよしべや。とにかく本を読むことにした。
本で一番印象に残った言葉は、「ポチリヌス菌」。著者は、ネットでアンドロメダ銀河を映像化するための機材を調べ上げた。総額30万円。その機材をネットでポチ、ポチ、ポチと注文したらしい。このネットでポチを繰り返すこと・高額な機材をついポチしてしまう状態を天文ファンの間では、ポチリヌス菌に感染したと表現するらしい。天体観測機材が届くたびに幸福感に包まれたそうだ。私も感染してみたい。『生活考えなさい!アルコールで消毒するよ!』いつもの空耳が・・・
詳細は、次のWebsiteでも読むことができる。
もっとも銀河星雲を映像化するだけなら、30万円まではかからない。シュミットの電視観望セットは約15万円、この本にも記述されているが、安価なスマート天体望遠鏡が、今後続々と販売され、約6万の星見娘(ZWO SeeStar-S50、8月後半出荷予定)、11月には、Dwarf Ⅱ(約7万~)が日本でも購入可能になる。あと、スマートフォンやタブレットがあれば、銀河星雲を観望できる。このぐらいは私でもわかる。
著者曰く天文知識0の素人が、悪戦苦闘しながら、銀河星雲を映像化するまでの軌跡。そしてそのノウハウを全て公開。環境は違えど共感する部分も多く、楽しく読めた。
なお、BKP130はJUNZOさんの観測スタイルには合わなかったとのこと。良かった。BKP130で銀河・星雲見える。安心した。
あれから2週間・・・BKP130でまともな電視観望1度もできず (^^;
(明日に続く)
参考資料
1)銀河星雲マニア
2)DWARFⅡ|宇宙を手軽に撮影!スマート望遠鏡~kibidango
3)SeeStar - ★Hoshimiya.com★星見屋