しし座の三つ子銀河、レオ・トリプレット(Leo Triplett)
画像①(QBPフィルターⅢ使用、画像④から640×800サイズ切り出し)
M65(渦巻銀河)、M66(棒渦巻銀河)、NGC3628(非棒状渦巻銀河)は、しし座の三つ子銀河として有名。地球から3つとも約3500光年先にあり、お互いに引力の影響を及ぼし合っているとのこと。3つでM66銀河群を構成する。
見え方の異なる3つが1つの画角に収まり楽しめる。またNGC3628は、見た目から葉巻銀河・ハンバーガー銀河の愛称もあるようだ。この画像でも中央の暗黒帯を確認できてうれしい。
今回、南天観望(ベランダからの観望)で初めてNeptune-CⅡのgain380,offset120を試した。パソコンの熱暴走を心配したが、この3つ子銀河の観望までは、トラブルも無く順調に観望・撮影を終えることができた。写りも上々に感じる。
しかし、この日最後の観望対象では、インテルMac のBootCampでCPU温度が100℃になったり下がったりで観望終了までヒヤヒヤものだった。熱暴走までは行かなかったが留意点として記憶しておこう。
画像②(Astapによるα,δ grid表示、Deepsky annottion処理、640×800切り出し)
画像③(ステラナビゲーターLiteによる位置)
画像④(Astapによる色補正処理、視野回転部分などトリミング)
参考資料
1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社
2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館
3)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒
4)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン
6)Quad BPフィルター III | 株式会社サイトロンジャパン
撮影データ