VirtuosoGTiはSkyWatcher社の自動導入経緯台。
SynScanソフト+パソコン又はアプリ+スマホでコントロールする。
電源OFFで手動でコントロールしても扱い易い。
もう少し詳しい情報は、こちらから(販売サイトへのリンクなのでご注意下さい。)
2022年11月に、Mak127+VirtuosoGTiセットとして購入。
当時は、プレートソルブもできず、(レッドドット)ファインダーを覗いてアライメントをしていたので、アライメントが大変な上、低い位置ではファインダーが覗けず、悪戦苦闘。たまらず、
約2ヶ月後の2023年1月末にAZ-GTi(三脚式)自動導入経緯台を購入。
あれから300日、いろいろなことを試して、少しは上達したのかVirtuosoGTiを活用できるようになってきた。その活用状況を覚書として残す。
暫く使わないとすぐ忘れるので・・・(^^;
このブログ書いている途中で、日本が世界にほこる「すばる望遠鏡(ハワイ、マウナ・ケア山)」が、経緯台と知って驚く。道具は使い方次第かと思った。まあ比べられないけど。私には経緯台を完全に使いこなす腕はまだないし・・・(^^;
そういえばSeestarはじめスマート望遠鏡もすべて経緯台式…
なお、天体観望1年2ヶ月の初心者の記録。その点、ご理解願います。
A.お月見セット
(イメージ画像、月の画像を表示している。)
VirtuosoGTi+SKYMAX127(=Mak127)+KASAI天頂プリズム+SkyWatcher26mmアイピース+スマホアダプター+iPhoneSE3(スマホコリメート撮影用)、iPhone7(VirtuosoGTiコントロール用)
眼視で、お月様を見て、その様子をスマホで記録。見て1枚撮るだけなら、VirtuosoGTiを電源OFFで手動で動かしても充分。
B.木星(惑星)観望セット
VirtuosoGTi+SKYMAX127(=Mak127)+Vixen2倍バローレンズ+天頂プリズム+Ceres-C(orNeptune-CⅡ)+6x30ファインダー、Windows10パソコン(SharpCapPro、SynScanPro、ASCOM連携)、iPhone7(VirtuosoGTiコントロール補助)
木星とわかる画像が撮れるので、取りあえず満足している。弱点は、木星の高度が高くなると、ファインダーが覗けなくなること。横に見えている収穫カゴを使って2段で対応することもある。それでも導入できない時もある。(^^;
*留意点
①木星の導入はファインダーが重要なので、昼の内に、ファインダー合わせをしっかりしておく。
②CMOSカメラのピントも昼の内にある程度しておいた方がよい。
③VirtuosoGTiの転倒、SKYMAX127の落下には充分気をつける。あわてず、あせらず。木星は逃げない。いや逃げるけど、木星の1枚2枚撮れなくとも死ぬことはない。
C.ゆったり電視観望+広域星座撮影セット
VirtuosoGTi+FMA135+Ceres-C、2.5mmCSレンズ+Neptune-CⅡ、Windows10パソコン(SharpCapPro、SynScanPro、ASCOM連携)
FMA135十Ceres-Cでアライメント及び経緯台電視観望。CSレンズ+Neptune-CⅡで星座撮影(テスト中)。よい感触は持っている。
□VirtuosoGTiの良い点
①搭載可能重量約6kgでAZ-GTiの約5kgより余裕がある。
②ベランダに出ずに窓から設置・撤去が可能。寒い時、体調不良の時は助かる(天体の位置によってはベランダに出ないと見えないこともある)。BとCは窓のすぐ近くに設置して、パソコンは室内に設置して暖かい観望ができる(ただし、平型USBケーブルの分だけ窓に隙間ができる)。
③保管の場所をとらない。インテリアにもなりそう。
④手動で操作しても使い易い。月や木星を眼視するくらいなら、手動で充分。
⑤プレートソルブが効くと、天体導入が簡単で、お手軽電視観望が可能。
□VirtuosoGTiの不充分な点・気をつける点
①VirtuosoGTiに限らず、経緯台は、天頂付近が苦手。観望天体の高度が高いと、色々難しい事が出てくる。そのためか、SynScanProはデフォルトで75°の高度制限が掛かっている。高度が高い天体を観望するときは、その制限を外しておく必要あり。
②Cでは、最初のアライメント用にレッドドットファインダーを用意しておくのが無難。
(Ceres-Cは、最初の1スターアライメントから、プレートソルブ後再同期が効くが、Neptune-CⅡは効かない。なぜ?)
③広域星座撮影の時は、SharpCapProのASCOM連携を切っておく(プレートソルブはできないので)。
④VirtuosoGTiを置く台は、安定をしっかり確かめる。
⑤パソコンとVirtuosoGTiの接続はステーションモードを設定して無線接続(私のMacbookはその方が安定している)。
⑥130PDS搭載の時は、高い高度で、鏡筒がVirtuosoGTiにぶつかる可能性があることに注意。
*virtuosoとは、特定の芸術や技術の分野で卓越した技量を持つ人のこと。
2024年1月22日記載
(今後も加筆修正予定、書くことで少し頭の中が整理されましたが・・・)
2024年2月3日VirtuosoGTi Fireware アップデート
上の内容を書いている途中から、AZ-GTiはFirewareをアップ(しかも赤道儀化のため、ライト・ハンドへ)したが、VirtuosoGTiやってないなと気になり出し、ネットで調べていた。AZ-GTiは、赤道儀化の流行もあり、かなりの情報があるが、VirtuosoGTiは見あたらない。
販売店さんのWebsiteから問い合わせたところ、翌日丁寧な回答があり、アップデートできました。
結論からいうと、AZ-GTiと同じFirmwareでよいとのこと。回答に従ってダウンロードした新Firmwareファイルの中のリリースノートにも記載されていた。(^^;
あと、JUNPYさんのアンドロメダ本で、確認しながら無事完了。
2024年4月8日追記
有用なブログを再発見(多分、前に1度読んでいたと思う)