障害年金社労士 吉野千賀 ブログ

障害年金など社労士の仕事を通して感じたこと、知って為になること、面白いことをよしの社労士事務所の代表吉野千賀が綴ります!

障害者雇用~日本理化学工業

2012-07-13 | 社労士の労務管理
こんにちは!社労士の吉野千賀です!

昨日、念願叶って日本理化学工業を訪問させていただきました。

訪問希望者多数のため順番待ち、昨日は50人程の様々な方と一緒でした。

私たちは障害者雇用を研究している社労士4名で参加しました。

大山会長にはお目にかかれるのだろうか、と思っていましたが、

最初から最後まで(工場見学の説明も)大山会長おひとりでご対応いただきました。

日本理化学工業は、田園都市線二子玉を超えたところにあるチョークを製造している会社です。

社員数74名のうち、知的障害者55名、そのうち26人が重度の障害者です。

全従業員の7割以上が障害者で、チョーク製造では国内シェア30%で第一位の会社です。

「どのように経営をすれば、多くの障害者を雇用して実績を出せるのでしょうか?」

実際に訪問して上記の問いへの自分なりの答えです。

手作業の工場であること → 手作業は知的障害者に向いていること → 終身雇用で知的障害者が熟練工となっていること

知的障害者を熟練工に育て上げ、実績を残された大山会長には感服致します。


↑手作業でのチョーク製造

雇用形態は60歳定年の正社員、60代も継続雇用で働き続けています。

障害者雇用を始めるきっかけとなった52年前の15歳の少女は、

現在67歳となり、工場での仕事の合間に私たち来客に美味しい緑茶を出してくれました。

ひとりの知的障害者を52年間雇用し、熟練工として働く充足感をも与えているのですね。

雇用率を満たすために、場当たり的に短期の有期契約で雇用し、

何も仕事を与えないような企業とは天と地との違いがあったのでした。


日本理化学工業のHPはこちら

Book「日本で一番大切にしたい会社」はこちら

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【関連記事】障害年金請求サポート専門社労士吉野千賀ブログの「社労士の労務管理(障害者雇用)」記事一覧
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See you tomorrow!

Chika Yoshino

障害年金請求サポートの「よしの社労士事務所」 吉野千賀
コメント
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