こんにちは!社労士の吉野千賀です!
先日(9月28日)、3年ぶりに日本理化学工業川崎工場を訪問しました。
三五館より刊行された「スッキリ解決!みんなの障害年金」の中で
日本理化学工業の大山会長に、
障害者雇用について寄稿いただきました。
そのお礼の訪問です。
天気のいい月曜日の午前10時。
多摩川沿いを歩いて川崎工場へ向かいました。
会議室の窓が開けられ、外の花壇からいい香りが入ってきていました。
心地よい「気」が流れているような日本理化学工業です。
大山会長と1時間お話させていただきました。
半分くらいは、本に寄稿していただいた内容ですので、
残り半分について。
日本理化学工業は、
チョークのメーカーとして国内シェア30%以上のトップメーカーでありながら、
重度の知的障害の社員が、全社員の25%という、奇跡の会社です。
「日本で一番大切にしたい会社」で真っ先に取り上げられています。
繰り返しますが、
全社員の25%を占める重度の知的障害の社員が、
戦力となっているからこそ
国内シェア30%以上を確保できているのです。
そういう会社を作り上げた大山会長に質問しました。
どうやって、重度の知的障害の社員を戦力にできるのでしょうか?と。
大山会長は、ある社員を例に挙げて説明してくださいました。
発達障害(自閉症)の社員が入社しましたが、癇癪を頻繁に起こすのです。
日本理化学工業は、こういう方法をとりました。
「癇癪を起こしたら、家族に迎えに来てもらって家に帰す。」
そして、実際に、
入社して2年間で30回以上も癇癪を起こして、その都度、家に帰されたそうです。
2年間で30回以上とは、すごいです。
上司の社員が大山会長に相談に来ました。
「この社員は、どうすればいいでしょう?」
大山会長は、
「癇癪を起こす=家に帰される=働けない
これを本人がどう受け止めるかによって、
これからも働けるかどうか確認したい」とおっしゃったそうです。
「たとえ時間がかかっても・・・。」と。
そうすると、癇癪を起こすと会社で働けないんだと、
次第に本人が認識し始めて、癇癪の頻度が少なくなってきたそうです。
働き始めた頃は、1週間に何度も起こした癇癪が、
1週間に1度となり、1ヶ月に数回となり・・・
3年目には癇癪を起こさなくなり、
今では、職場のリーダーとなり、他の社員の面倒を見るようになっているそうです。
この話は、すごいと思いませんか?
そういう社員が全体の25%いて、戦力になっているということなのです。
会社の戦力は、会社が育てるものなのですね。
改めて、そう思いました。
大山会長と一緒に写真を撮りたかったけれど、
あまりに神々しいので遠慮して、
いただいた日本理化学工業の製品をUPします。
Kitpasという子供のお絵描き用クレヨンです。
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【関連記事】障害年金請求サポート専門社労士吉野千賀ブログの「社労士の障害年金」記事一覧
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【お知らせ】
よしの社労士事務所では、障害年金に関するご相談は無料です。専門家としてアドバイス致します。
直接お電話(03-6380-8611)いただくか、メール(info@cyoshino-office.com)でご連絡ください。
なお、匿名でのご相談は受けておりません。
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Have a nice day!
Chika Yoshino
障害年金請求サポートの「よしの社労士事務所」 吉野千賀
先日(9月28日)、3年ぶりに日本理化学工業川崎工場を訪問しました。
三五館より刊行された「スッキリ解決!みんなの障害年金」の中で
日本理化学工業の大山会長に、
障害者雇用について寄稿いただきました。
そのお礼の訪問です。
天気のいい月曜日の午前10時。
多摩川沿いを歩いて川崎工場へ向かいました。
会議室の窓が開けられ、外の花壇からいい香りが入ってきていました。
心地よい「気」が流れているような日本理化学工業です。
大山会長と1時間お話させていただきました。
半分くらいは、本に寄稿していただいた内容ですので、
残り半分について。
日本理化学工業は、
チョークのメーカーとして国内シェア30%以上のトップメーカーでありながら、
重度の知的障害の社員が、全社員の25%という、奇跡の会社です。
「日本で一番大切にしたい会社」で真っ先に取り上げられています。
繰り返しますが、
全社員の25%を占める重度の知的障害の社員が、
戦力となっているからこそ
国内シェア30%以上を確保できているのです。
そういう会社を作り上げた大山会長に質問しました。
どうやって、重度の知的障害の社員を戦力にできるのでしょうか?と。
大山会長は、ある社員を例に挙げて説明してくださいました。
発達障害(自閉症)の社員が入社しましたが、癇癪を頻繁に起こすのです。
日本理化学工業は、こういう方法をとりました。
「癇癪を起こしたら、家族に迎えに来てもらって家に帰す。」
そして、実際に、
入社して2年間で30回以上も癇癪を起こして、その都度、家に帰されたそうです。
2年間で30回以上とは、すごいです。
上司の社員が大山会長に相談に来ました。
「この社員は、どうすればいいでしょう?」
大山会長は、
「癇癪を起こす=家に帰される=働けない
これを本人がどう受け止めるかによって、
これからも働けるかどうか確認したい」とおっしゃったそうです。
「たとえ時間がかかっても・・・。」と。
そうすると、癇癪を起こすと会社で働けないんだと、
次第に本人が認識し始めて、癇癪の頻度が少なくなってきたそうです。
働き始めた頃は、1週間に何度も起こした癇癪が、
1週間に1度となり、1ヶ月に数回となり・・・
3年目には癇癪を起こさなくなり、
今では、職場のリーダーとなり、他の社員の面倒を見るようになっているそうです。
この話は、すごいと思いませんか?
そういう社員が全体の25%いて、戦力になっているということなのです。
会社の戦力は、会社が育てるものなのですね。
改めて、そう思いました。
大山会長と一緒に写真を撮りたかったけれど、
あまりに神々しいので遠慮して、
いただいた日本理化学工業の製品をUPします。
Kitpasという子供のお絵描き用クレヨンです。
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なお、匿名でのご相談は受けておりません。
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