障害年金社労士 吉野千賀 ブログ

障害年金など社労士の仕事を通して感じたこと、知って為になること、面白いことをよしの社労士事務所の代表吉野千賀が綴ります!

障害年金制度改正は見送りに

2025-01-09 | 社労士の障害年金
こんにちは!
社会保険労務士の吉野千賀です。

昨日は事務所近くの東京大神宮へ初詣に行きました。
2025年、皆様にとって良い年になるようお祈り申し上げます。

さて、「2025年改正」に向けた社会保障審議会年金部会の取りまとめが
2024年12月25日に発表されました。

年金部会は5年に一度の改正について検討していて
次回は「2030年改正」になります。

2025年改正の主な決定事項は、以下の2点でしょうか。

1 被用者年金(厚生年金保険)の適用拡大
  ・いわゆる「106万円の年収の壁」への制度的対応
  ・第3号被保険者制度が少なくなる方向へ

2 遺族年金(高齢期より前=50代まで)の見直し
  ・男女差の解消
  ・50代までは5年の有期化
  ・上記はいきなりでなく段階的に(徐々に)進められる    

1は対象になる人数が多くて関心も高く報道されていますね。
2は段階的な移行が難しく、社労士試験に出されたら困っちゃうな。

当初は、障害年金の見直しも検討事項に入っていて、

昨年6月にこのブログにも書きました。

どれも改善傾向にあり、改正で救われる方の想像がついて、

すごーく期待していたのですが・・・

今後検討すべき残された課題」となってしまいました。

これからの改正に期待しています。

あと、基礎年金の45年化(今は20歳から60歳までの40年)も先送り課題になりました。


それとは別に、最近感じていることは

障害年金の認定が厳しくなっていること。

診断書の現症日がたった1日でもオーバーすると返されたこともありました。

これまでは診断書の現症日は

「月をまたがなければ、数日や数週間の違いは大丈夫ですよ」

という対応だったので、少し驚きました。

もう少し「寛容に」仕事をした方が

自身も楽ではないかと思ったりします。

何はともあれ、

良い一年になるよう頑張りますので

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

参考資料:

社会保障審議会年金部会 2025年改正「議論の整理」
社会保障審議会年金部会 年金制度改正の検討事項

-------------------------------------------------------------------------------------------------------------
【関連記事】障害年金請求サポート専門社労士吉野千賀ブログの「社労士の障害年金」記事一覧
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

【ご相談はこちらへ】
よしの社労士事務所では、障害年金に関するご相談は無料です。専門家としてアドバイス致します。
無料相談は、メール(info@cyoshino-office.com)でご連絡ください。
なお、匿名でのご相談は受けておりません。
※名前も名乗らずに、いきなり「聞きたいことだけ聞く」電話が多いため、電話での相談は受けておりません。

【お知らせ】
弊事務所では全国対応を行っております。
全国対応では、メール・電話・郵便でのやりとりで業務を行っています。
【ご面談なしでの進め方】
1 初回お問い合わせ後、メールや電話で病歴や初診日の確認を行います。
2 年金事務所の委任状を郵送し、ご返送いただきます。
3 納付要件を確認してから、契約書等を郵便で取り交わします。
4 ご契約後は、通常通りに進めています。
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Have a nice day!

Chika Yoshino

障害年金請求サポートの「よしの社労士事務所」 吉野千賀

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 障害年金 不服申立の容認率... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社労士の障害年金」カテゴリの最新記事