百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

アグリビジネス

2006-07-22 21:52:26 | 農業
農業を経済視点でみた場合、常に経済効率があるかどうか、労働生産性は? という話にいつもなるが経済効率だけでは語れないし、労働生産性も決して高くはない!!僕達は、経済効率を上げたり、労働生産性を上げることよりももっと大切なこととして、それぞれに付加価値をつけ、入口も出口も農家が担う等の工夫をすることで、循環のサイクルを自らが築き、ひとつひとつ手間をかけ、ひとつひとつの商いは薄くとも、あまり外に儲けを出さない仕組みを考案することの方が大切だと考えている。
アグリカルチャーもやっと産業として最近みられるようになり、様々な分野の方々が参入を計画されているようだ。僕達は「決して簡単には儲かりませんよ!!」とだけは最初に伝えるようにしているが、アグリカルチャーは新産業の創出とでも呼べるほど、分野とすれば多岐に渡り、それぞれの分野の最先端の技術が相互に関連すればするほど、事業モデルとして価値のあるものとなると考えている。
例えば、照明技術と殺菌作用、微生物と酵素の働き、イオンとアミノ酸の低分子化等様々な関連があるとされているが作物学として体系化は未だにされていない。科学をベースとしたアグリカルチャーは新産業となり、環境+健康という21世紀の人類の最も重要な命題を解決する重大な鍵となりうるだろう。
アメリカ型の大規模集約型とヨーロッパ型の自主独立型、さて日本はどちらを目指すのか?日本はエネルギー問題も踏まえ、環境問題も他国の見本となれるよう遠い未来と近い将来を同時に見つめ歩みだす必要がある。これから創出されるアグリカルチャーは日本の将来が担える可能性を充分に備えていると僕達は思っている。

雨が続きます・・・ガックシ.

2006-07-22 00:27:52 | 季節
なかなか梅雨が明けずに、毎日雨が・・・その雨の量も半端じゃない!!うちのハウスも浸水が今日で2度目。今回の長く続く雨で、全国的にはお亡くなりになられた方や現在未だ捜索中の方々等もおられ、ブログ上ではありますが、お悔やみ申し上げます。
私自身は、どないもこないも性がないので、「なんとか頑張ろうネッ!」とトマト達個々には声かけをして、トマト達の“元気”を祈っているという中途半端な百姓に成り下がっている今日この頃です。
※写真は水が通常の3杯以上流れている最寄の川の模様