あの大阪万博から49年。
今日、岡本太郎の生誕108周年を迎える。
2025年には再び大阪の地で万博が開催される。
あの当時は「人類の進歩と調和」がテーマだったが、今回は「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」がテーマになるということらしい。
人類の進歩と調和・・・本当に人類は進歩し、調和を図ってきたのか?
未来社会はいのち輝くものになるのか?
すべてはわれわれの心がけ次第なのかもしれないが、49年前の万博では岡本太郎は「人類の進歩と調和」というテーマを否定した。「人類は進歩なんかしていない。なにが進歩だ。縄文土器の凄さを見ろ。皆で妥協する調和なんて卑しい」と言い放った。そして「進歩と調和」とは正反対の「人の根源」を考える芸術的で呪術的な空間を、この「太陽の塔」の内部と地下に現出させた。
われわれは未来社会とどう対峙し、地球上に生存する沢山の生物のひとりとして、どう「いのち輝かせる」のかについて、どこまで本気で深く考えるか、未来の人類から問われるだろう。
ホンモノだけが50年後、100年後も生き続ける。そんなことを岡本太郎のデッサンから感じる。
今日、岡本太郎の生誕108周年を迎える。
2025年には再び大阪の地で万博が開催される。
あの当時は「人類の進歩と調和」がテーマだったが、今回は「いのち輝く未来社会のデザイン(Designing Future Society for Our Lives)」がテーマになるということらしい。
人類の進歩と調和・・・本当に人類は進歩し、調和を図ってきたのか?
未来社会はいのち輝くものになるのか?
すべてはわれわれの心がけ次第なのかもしれないが、49年前の万博では岡本太郎は「人類の進歩と調和」というテーマを否定した。「人類は進歩なんかしていない。なにが進歩だ。縄文土器の凄さを見ろ。皆で妥協する調和なんて卑しい」と言い放った。そして「進歩と調和」とは正反対の「人の根源」を考える芸術的で呪術的な空間を、この「太陽の塔」の内部と地下に現出させた。
われわれは未来社会とどう対峙し、地球上に生存する沢山の生物のひとりとして、どう「いのち輝かせる」のかについて、どこまで本気で深く考えるか、未来の人類から問われるだろう。
ホンモノだけが50年後、100年後も生き続ける。そんなことを岡本太郎のデッサンから感じる。